きのもと 1月号  平成21.1.1 木之本保育園
 
 ご家族お揃いで、よいお正月をお迎えの事と存じます。
 本年も一人ひとりのお子さんの気持ちを理解し受容しながら、発達過程に配慮し、よりよい保育ができるよう職員一同力を合わせてゆきたいと思います。
 一年中で一番寒い季節ですが、子ども達は元気いっぱい、体を動かして楽しんでいます。
 昨年末は、水ぼうそうや胃腸風邪が流行りご心配をお掛けしました。
 いよいよ本年4月から、本荘保育所の運営が、岐阜市から社会福祉法人真誠会に移管されます。1月から、6名の保育士が引継を担当します。何卒ご協力の程よろしくお願いいたします。

今月の目標
 1.お正月の遊びを通して、文字や数、図形などに興味や関心をもつ。
 2.冬の自然にふれながら 寒さに負けず元気に戸外遊びを楽しむ。
 3.絵本、童話を見たり聞いたりしてイメージを広げ、想像したことを様々な方法で表現することを楽しむ。
今月の行事予定
1日(木)
・元 旦
 
5日(月)
・保育始め
 
7日(水)
・身体測定 (もも組、ばら組、たんぽぽ組)
8日(木)
・身体測定
(すみれ組・さくら組)
9日(金)
・誕生会  
10日(土)
・年長児親睦会総会  
12日(月)
・成人の日  
15日(木)
・お茶教室  
16日(金)
・避難訓練 …地震を想定
17日(土)
・廃品回収(さくら組の当番)・市展開催
19日(月)
・市展見学 …午後、すみれ組・さくら組の子ども達が見学
24日(土)〜25日(日)
・作品展(親子ふれあい折り紙教室(24日))
30日(金)
・鬼見学 …玉姓院にいきます
※市展 少年の部…17日〜20日(火・正午まで) 岐阜市民会館2F

◆作品展について◆
 今月24日(土)・25日(日)には、例年通り作品展を行います。今年のテーマについて、お店ごっこが済んだあとに話し合い「ぐりとぐらのお話」と決まりました。海グループと空グループがそれぞれ協力して作品を作ります。        1歳のお子さんから個人作品と描画を展示します。子ども達一人ひとりが自分の思いを表現できるように、保育者と一緒に工夫をしながら取り組みます。
 24日(土)は、「親子ふれあい折り紙教室」を行います。是非、ご参加ください。
◆お子さんは、「がまん」 ができますか?◆
 初詣やお出かけのときなど自分の欲しい物が買って貰えなかったときにわがままを言ったり、「待っててね」と頼んだのに待てない、などお宅のお子さんは親さんを困らせることはありませんか?
 幼いお子さんは待つことが苦手です。大人でも、信号待ちやスーパーのレジで待つことは嫌なことです。大人にさえ難しいことですから、お子さんは、自分の思い通りにならないと周りにおかまいなしに泣いたり、あばれたり、叫んだりします。
 私たち大人は、成長する過程で自分を押さえ、「がまん」する術を学んできています。
「がまん」することは楽しいことではありませんが、日頃から大人がお子さんのよいお手本になるように努力することが必要です。                  
 「がまん」することは、お子さんの成長とどんな関係があるのかを考えてみましょう。

*0歳〜1歳… お子さんが何を要求しているのかを大人が理解してあげましょう。
(「お腹すいた」「オムツが汚れている」「眠たい」などお子さんにきちんと対応して、お子さんが大人への信頼感をもつように育てましょう)
*2歳くらい… 大人の言葉が理解できるようになります。「まっててね」などの言葉をかけ、少しの間でも「がまん」ができた時には、「がまんできたね」「おりこうさんだったね」などとほめましょう。
*3歳くらい… 少しずつ簡単な約束が守れるようになっています。「○○だから、今日はがまんしようね」と話し、なぜがまんしなければならないのかを、きちんと伝えましょう。
(大人が根負けしないよう、がまんができたときには、きちんとほめましょう。「○○できたから○○してあげる」の交換条件は好ましくありません)
*4際〜5歳… 親さんや友だちの気持ちが少しずつ理解できるようになり「○○すると○○さんが喜ぶ」と考えたり、「ずるい」「おかしい」などと不当に思ったりしたことを言うようになります。好きではないことでも自分なりに考え、がまんできるようになります。お手伝いや自然とのふれあいなど、さまざまな体験が「がまんの力」を育てます。

クラスだより 
◇ も も 組……「絵本を見ることを楽しんでいます!」
 毎日、子ども達が絵本を見る時間をとるようにしていますが、どの子も絵本が好きになり興味を示しています。特に動物や食べ物、乗り物等の絵本が大好きです。以前は絵本を眺めているだけでしたが、最近は「アッ!○○イタ」「○○ダー、タベタイ」などと絵本を指差して見たことを話したり、友だちと顔を見合わせている姿も見られるようになりました。また、絵本を見ながら「トントン…」と言えば子ども達も同じように「トントン!」と言ってドアをたたく真似ををしたり、”大きなかぶ”の絵本を見せると「ヨーイショ」と言いながらかぶを引っぱる真似をしたりしています。また、最近では自分から本棚に手を伸ばし、好きな絵本を探している姿も見られます。これからも絵本を通して子ども達と言葉のやりとりを楽しみたいと思っています。
◇ ば ら 組……お友だちと仲良く遊ぼうとする姿がみられます
 先日、「センセードラエモンノエイガガハジマルカラオイデ」と呼びに来たので、木製遊具の下へ連れられていくと…タイヤを壁に立てスクリーンに見立てて、その前には観客席が作ってありました。そこでばら組の子が5人程遊んでいました。いつの間にかこんな遊びが出来るようになったんだ…と感動したのもつかの間、椅子をめぐってトラブルが発生し「ボクガイスニスワッテタノニ!」と怒っている子がいました。様子をみているとそのうちに「ジャアココイイヨ!」「コッチモアイテルヨ!」と友だちに場所を譲っている姿が見られました。ばら組さんも友だちと遊びながら、少しずつ譲り合って遊べるようになった姿を嬉しく思いました。しかし、その分トラブルも増えています。ケガにつながらないよう見守り、友達と遊ぶ楽しさを伝えたいと思います。
◇ たんぽぽ組……「カルタ遊び だいすき!」
 昨年末からカルタ遊びをしています。少し文字が分かる子もいますが、絵札の絵の説明をすると、カードを探しています。時には札のとれない子だけに絵札を取る場を作りどの子も少しはとれるようにして遊んでいます。最初の頃は保育者が読むと一斉にカードに飛びついたり、読み札とは関係のない自分の好きなカードを取ったりしていましたが、何度も繰り返し遊ぶうちに少しずつルールが分かり、絵を見て探すようになりました。子ども達の中には文字を覚え「コレ、○ノジヤネ」と友達や保育者に伝える姿も見られます。カードの取り合いなどのトラブルが起きた時は「じゃんけん」をするとよいことを知らせ、みんなが納得して遊べるよう工夫しています。また札の枚数や文字に興味を持つ子も増えていますので、みんなで遊びたいと思っています。
◇ さくら組……「お店ごっこ楽しいよ!」  
 先日のママルームの時にもビデオで遊びの様子を見て頂きましたが、園全体で行ったお店ごっこがきっかけになり、子ども達が好きな物、売りたい品物を作り、継続して遊びを楽しんでいます。たこ焼き、アイスクリーム、ラーメンなどその場で焼いたり盛りつけたりして売るという遊びが楽しいようで、みんなが喜んで遊んでいます。はじめはうまくできなかった子も、何回か遊ぶうち上手にできるようになり、売り役が「ナニアジガイイデスカ」と聞くと「イチゴ」、「チョコ」と答えたり「ラーメン、オオモリクダサイ」と頼むと「オマケ、シタル」などと会話をしています。また、お金の使い方に関心をもち、50円や10円を区別して数えたり、数を比べたりして遊んでいます。これからも遊びを通して様々な事に興味もち遊んで欲しいと思っています。
◇ すみれ組……「ただ今 縄跳び練習中」
 今、子ども達は「大縄跳び」を楽しんでいます。「ナワトビヤリタイ」と園外保育の時に持って行きます。まだ上手く跳べない子もいますが、「跳べるようになりたい!」と失敗しても何度も挑戦しています。「大波小波」や「ゆうびんやさん」の歌に合わせて跳んだり、跳んだ数を数えて友だちと比べたりして、一人ひとりが目標を持って遊んでいます。まだ縄に入るときのタイミングが合わず、引っかかったりする子もいます。縄跳び遊びを通して、友だちと一緒に縄のリズムに合わせて跳ぶ楽しさを味わい、失敗しても挑戦しようとする意欲をもち何回も挑戦する姿を大切にしたいと思います。「月曜日と木曜日」は縄跳びで遊びます。跳ぶ練習と共に縄を片付ける時の結び方、安全な遊び方など知らせています。忘れないようお家の方のご協力をお願いします。