きのもと 8月号平成22.8.1 木之本保育園
暑中お見舞い申し上げます。
 先月は梅雨末期の大雨が降り、県内でも大きな被害が出ました。そして梅雨があけた途端、この猛暑です。連日35度を超える日々が続き、うんざりしている方も多いことと思いますが、それでも子ども達は、暑さに負けず、元気いっぱいプールや園庭で遊んでいます。
 今月はさらに暑い日々が続きます。暑さで子ども達が体調をくずさないよう、こまめな水分補給や適切な休息に配慮しながら、毎日元気に過ごせるように心がけたいと思います。
★ 今月の目標 ★
・異年齢の友達と一緒に、夏の遊び(プ-ル遊び、水遊び、絵の具遊び、どろんこ遊びなど)を思いきり楽しむ。
・異年齢交流の遊びの中で、いたわりの気持ちや、思いやりの気持ちをもって、年下の子の世話を喜んでしようとする。
★ 8月の行事予定 ★
5日(木)
4・5年生同窓会 在園児と一緒に遊んで交流をします。
6日(金)
避難訓練 火災を想定し、戸外へ出る練習をします。
9日(月)
英語教室
11日(水)
夕涼み会ごっこ 園児みんなでゲームや盆踊りを楽しみます。
12日(木)~
18日(水)
職員が交代で夏休みをとります。ご迷惑をおかけしますが、ご家庭で保育が可能な方はご協力をお願いします。
20日(金)
小学6年生同窓会(午前10時より)
高校2年生同窓会(午後4時半より)
23日(月)
誕生会 8月生まれのお友達の誕生日をお祝いします。
25日(水)
ぞうさんクラブ運動会 事前申込をされた方が対象です。よろしくお願いいたします(会場:岐阜アリーナ)
にこにこママルーム 「夕涼み会ごっこ」のビデオを見て話し合います。
30日(月)
英語教室
※ この他、すみれ・さくら組は週二回、たんぽぽ組は週一回、本荘公園プールで遊びます。
※ 今月は、職員が交代で研修に出かけたり、休暇をとりますので、異年齢混合保育となる日もあります。ご了承下さい。
※ 廃品回収は8月はお休みです。次回は9月11日(土)です。
★ 夕涼み会へのご協力をありがとうございました
 7月24日に開催しました夕涼み会には、親睦会役員の方々を中心に、すみれ、さくら組の保護者の方々など多数の方にお手伝いいただきありがとうございました。
 猛暑の中の開催となりましたが、皆様のご協力によりたいへん盛況となり、楽しいひとときが過ごせました。子ども達も、盆踊りやスイカ割り、おばけ屋敷など、さまざまな楽しい体験をしたことと思います。今後、保育の中で「夕涼み会ごっこ」をするなどして、さらに楽しんでいきたいと考えています。
★ 中学生の職場体験学習について
 学校の夏休みを利用して、中学二年生の生徒が、保育園で職場体験学習を行います。既に7月末の二日間、本荘中学の女子生徒2名が保育士の仕事を体験しました。 続いて、8月9日(月)~10日(火)には、岐大付属中学の男子生徒2名が同じく体験をする予定です。いずれも中学校からの依頼によって行っています。中学生の子ども達が、将来社会に出て働くときに備えて、「働くこと」のきびしさや喜びを身をもって体験するとの趣旨で行われるものであり、また、体験する中学生はいずれも本園の卒園生ですので、本園としてもできるだけ協力をしていきたいと考えています。保護者の皆様のご理解をお願いいたします。
★ お子さんの健康を守り、夏を楽しく過ごしましょう
 夏になって夜ふかしをしたり、遠出をして、大人のペースで行動することはありませんか? 夏はとかく生活のリズムも崩れやすくなります。お子さんが元気で暑い夏をのりきることができるようにご協力をお願いいたします。
早寝早起きなど規則正しい生活を心がけましょう。
   …さくら組、すみれ組のお子さんは、地域で行われているラジオ体操に参加できるといいですね。
炎天下に出るときは、帽子をかぶり、木陰で遊ぶ習慣をつけましょう。
   …水遊び、セミ捕りなど夏ならではの遊びを楽しみたいですね。
汗が出たら、着替えをしたり、お風呂にはいったりして体を清潔にしましょう。
冷たいジュース、アイスクリームなど食べ過ぎないように、おやつの時間を決めて与えましょう。
   …園では、冷たい物は1日1回と約束しています。
クーラーなどの使用で、寝冷えをして熱を出すお子さんがあります。冷房の設定温度、使用時間などに気を配りましょう。
とびひが流行する季節です。皮膚を清潔にして、虫さされや湿疹をひっかかないように気をつけましょう。
   …とびひは伝染力の強い皮膚病です。医師の診断を受けて、症状がひどい場合は治まるまでお休みをお願いします。
★クラスだより ★
もも組 (0・1歳児) 
『ノブ筆を使ってなぐり描きを楽しみました』
 この時期の遊びとして、大きいクラスの子達は絵の具遊びをしますが、もも組の子ども達にも経験させたいと思い、遊んでみました。普通の筆は持ちにくいと考え、0~1歳児に適したドアノブの形の「ノブ筆」というものを使いました。これは「にこにこママルーム」の時にもご紹介したので、ご存じの方もあると思います。保育者がノブ筆を使って描いてみせると、興味を持ったのか手を出してきました。紙と絵の具を用意するとさっそく描き始め、「ワァー」「ジージ」「グルシタヨ」とおしゃべりしながら楽しんでいました。線になったり丸になったりあるいは点になったりと、いろいろ描き、一枚の紙では満足せず「モットスル」と、紙を替えながら描く子もありました。そんな中、絵の具が手に付くのが嫌なのか、興味を示さずその場から離れる子もありました。これまで何回か遊びましたが、これからはどの子も興味を示すような遊びを工夫し、この年齢に適した楽しい遊びをいろいろ経験させたいと思います。
ばら組 (2歳児)
『水遊び、プール遊びが始まりました』
 プール開きの頃はまだ梅雨が明けず天候不順だったので、まず容器を使っての水遊びから始めました。バケツやタライに水をため、ジョーロやペットボトル、マヨネーズの容器を使って遊びました。梅雨が開けてからは、さっそくプールの中で水のかけあいっこをしたり、カメさんワニさん歩きをしたりして遊んでいます。中には寝そべってバタ足ができる子もいます。去年は顔に水がかかると泣いたり怒ったりする子がいましたが、今年は水を怖がる子もなく、成長したことを実感しています。毎日「プールハイレル?」と保育者に確認するほど楽しみにしています。最近では、ジョーロやスポンジ等の玩具だけではなく、色水遊びや泡遊びも始めました。これからはもっともっと色んな遊びを取り入れ、水と親しんでプール遊びが十分楽しめるようにしていきたいと思います。
たんぽぽ組 (3歳児)
『ひとりでできた!』
 子ども達が大好きなプール遊びが始まり、毎日楽しんでいます。顔に水がかかって泣き出す子は一人もなく、どの子も全身で水の気持ち良さを味わい、夢中になって遊んでいます。一方、プールの前後は着替えと準備で衣服と戦う毎日です。汗をかいた衣服を脱ぐ事、水着を着る事、脱いだ服をたたんで置くこと等、どれもたんぽぽ組さんにとって自分でやるのはとても大変です。「センセーヤッテ」「ドウイウムキ?」と初めのうちは上手くできず困っている子も多くいました。しかし「プールに入りたい」「大好きな水着で水遊びがしたい」という気持ちが、子ども達の頑張りを引き出します。「頑張って!」と応援したり、ちょっとしたコツを教えたり、保育者が少し手伝ったりしながら、少しでもできた時はたくさん誉め、そんな繰り返しが子ども達の自信となっています。「ミテ!ヒトリデデキタ!」「キョウハヒトリデヤル」そんな嬉しい声が日に日に増えています。プール遊びが終わる頃には、クラスのみんなが、最初の苦労が嘘のようにスムーズに着替えられるようになっていることを期待しています。
さくら組 (4歳児)
『プール遊びは楽しいな!!』
 子ども達はプール遊びをとても楽しみにしており、「キョウプールニハイル?」「プールバッグモッテキタヨ!」と毎朝保育者に話してくれます。このところ、流れるプールをみんなで作り、その中を走ったり、みんなで手をつないで回ったりしています。「ナガレルー」と言って流れに身をまかせ、その快適さを楽しむ子もあります。また流れに逆らって遊ぶ子もあり、うまく進めなくても何度も挑戦します。また、ワニ泳ぎをすると前に進みやすい事に気付き、一人の子がやっていると他の子どももそれを真似て楽しんでいます。プールの底に沈めた「宝物」を探す宝探しゲームも大好きな遊びですが、フルーツバスケットのルールを利用して、指示された内容が自分に該当するときだけ宝を探しに行くやり方もしています。例えば、水着の色を保育者が指定すると、その色の水着を着た子ども達が宝探しをします。ただ宝を探すだけでなく、少しずつルールを変化させ、そのルールを守りながら遊んでいます。今後もプール遊びの面白さをいろんな方法で広げてゆきたいと思います。
すみれ組 (5歳児)
『うちわ作り、たいへんだったけどがんばったよ!』
 夕涼み会で使ったうちわは、作るのが少し難しく大変でしたが、最後まで頑張ることができました。作り始めは、「○○チャンノアサガオ、モウサイトッタヨネ!」等と、育てているアサガオの話をして楽しみながら作る姿が見られました。しかし葉っぱの部分は組み紙にしたため、子ども達には少し難しかったようで、説明だけでは充分理解できず、おしゃべりもやめて必死に取り組んでいました。大きい折り紙で練習をしてから作ったのですが、練習が足りなかったことや色紙を小さくしてやったこともあり、「ワカラン」「デキン」と言う子や、手が止まってしまう子ばかりでした。そこで保育者が時間をかけて一人ひとりの手をとって教えたり、「黄緑を緑の色紙の上に乗せ、次は下に入れるよ」と一つずつ説明する等していくうち、段々と理解できる子が増えてきました。理解できると面白くなり、どんどん作っていきました。保育者ができあがった子に「ちびっこ先生になってお友達に教えてね」とお願いすると、友達同士で教え合う姿が多くなり、「○○チャンニオシエテモラッテ、デキタ!」と嬉しそうにしていました。難しいことでも挑戦すると理解でき、やり遂げた喜びを実感できたと思います。これからの遊びの中でも、この意欲を生かし、達成感や満足感を味わって欲しいと思います。