きのもと 9月号平成24.9.1 木之本保育園

 ゆく夏を惜しむかのように、まだ太陽は照りつけていますが、吹く風は、心なしか秋を感じさせるようになってきました。
 今年の夏は、晴れた日が続き、子ども達も毎日プール遊びを楽しみに登園していました。冷たい水の気持ちよさを、全身で感じて楽しみ、笑顔いっぱいの子ども達でした。
 また、プール遊びの回数を重ねるごとに、少しずつできることが増えていく様子を見て、子ども達の成長を感じる日々でもありました。
 9月は夏の疲れが出やすい時期です。子ども達一人ひとりの体調に十分気を配りながら、戸外でのびのびと体を動かして遊ぶ楽しさを味わえるようにし、10月に行われる運動会に向けて、がんばっていきたいと思います。

★ 今月のねらい ★
  • 夏から秋への季節の変化に、興味や関心をもつ。
  • クラスの友達や異年齢の友だちと、戸外で体を動かして遊ぶことを楽しむ。
  • 身近なお年寄りと親しみ、敬老の行事に関心を持つ。
★9月の行事予定 ★
1日(土)
防災の日 日頃の備えが大切です。非常持出品などを点検しましょう。
3日(月)
避難訓練 地震を想定した訓練を行います。
お茶教室 すみれ組がお茶の作法を学びます。
4日(火)
誕生会 9月生まれのお友達をお祝いします。
5日(水)
絵の指導
6日(木)
身体測定(たんぽぽ・ばら・もも組)
7日(金)
身体測定(すみれ・さくら組)
プール・お昼寝終了
8日(土)
廃品回収 当番は、もも組と親睦会役員の方々です。
親睦会役員会
10日(月)
眼科検診 すみれ組とたんぽぽ組が眼科医の検診を受けます。
11日(火)
眼科検診   (10日と11日の二回に分けて実施します)
12日(水)
にこにこママルーム お茶教室や絵の指導のビデオを見ながら話し合います。
14日(金)
敬老会 おじいさんやおばあさんとふれあいます。
17日(月)
敬老の日
22日(土)
秋分の日
28日(金)
親睦会総会 保護者の皆さんに集まっていただき、運動会に向けた話し合いをします。
※ 上記の予定以外にも、9月中旬から、香蘭グリーンパーク・本荘公園で運動会の練習を行いますので、ご承知下さい。
★  運動会について  ★

 今年の園の運動会は10 月 7 日(日)、木之本校区市民運動会は10 月 21 日(日)です。会場はいずれも木之本小学校グラウンドです。ご予定をお願いいたします。

★ お知らせとお願い ★
  1. お子さんの健康状態に気をつけましょう
     夏の疲れが出る時期です。十分な睡眠と、栄養のバランスを考えた食事を心がけましょう。
  2. 運動靴の使用について
     水遊びをするためにサンダルを使用していましたが、来る9月10日(月)からは、運動靴をはいて 登園するようにお願いいたします。
      ※ お子さんの足にあう靴のサイズを確認しましょう。また、靴には名前をはっきり書いて下さるようお願いします。
  3. 「とびひ」について
     虫さされをかきむしったあとから「とびひ」になることが多いようです。とびひは接触等により他の子どもにもうつる病気です。皮膚に水ぶくれや炎症が見られた場合は、早めに医師の診察を受けて下さるようお願いします。
  4. 水筒使用について
     水筒(たんぽぽ組以上が持参)は、運動会が終わるまで持ってきて下さるようにお願いします。なお、園外に持って行くことがありますので、必ず肩に掛けられる物を持たせて下さい。
★ 今月は防災月間です。いつくるかわからない地震に備えましょう

 今までに起こった大地震では、多くの人が、落下物や家具の転倒が原因で死傷しています。揺れ始めた時、すぐに安全な空間(落ちてこない、倒れてこない、移動してこない場所)に避難することが大切です。
 室内の安全空間としてすぐに思い浮かぶのが、テーブルや机の下。潜ったら、テーブルや机の脚をしっかり握って、揺れがおさまるのを待ちましょう。
 また、もしお子さんが手の届かない場所にいても、呼び寄せるのは危険です。周りの状況をかえりみず、保護者の方に来ようとする間に危ない目に遭う可能性があります。揺れている時は、むやみに移動しないで、ひとりでも机の下に潜ったり、だんごむしのポーズをとったりするように教えておきましょう。保育園でも、毎月の避難訓練の中で、子ども達には、地震が起きた時の対応について教えています。

【テーブルがない時は「だんごむしのポーズ」で】
 もし、近くにテーブルや机がない時に地震が起こったら、とにかく頭を保護する事が大切です。
クッションや布団(外出先ならかばんなど)を頭にのせます。何もない場合は、頭を手で抱え、頭とひざを床につけてしゃがみ込みます。
 子どもにはわかりやすく「だんごむしのポーズをとって!」と言って、日頃から一緒に練習をしておきましょう。

★ クラスだより

もも組 「オムツ交換時にトイレに行くのが習慣になっています」

 1歳児は、オムツ交換時、一人ひとりに「トイレへ行く?」と聞いてはトイレに誘うようにしています。中には排尿すると「シッコデタヨ」と言って保育者に知らせる子や、排尿しなくても、オマルや便器に座った満足感だけで、「デタ」と言う子もいます。また、どの子もオムツを脱ぐとトイレへ行くというのが習慣になり、プールパンツに着替える時等、促されなくてもトイレの方を指差して向かっていきます。こうしてオムツを替えるたびにトイレへ行くのが習慣になっているので、排尿できる回数も多くなるのではと楽しみにしています。
 0歳児は、この暑い時期、オムツ交換をするたびに開放感を味わい気持ちいい様子で、とても嬉しそうに両足を元気よく動かし喜んでいるので「きれいきれいしようね」と声をかけて、簡単なベビーマッサージを取り入れたり、清潔にしてより快適になるようにしています。
 まだ残暑が厳しい時期なので、シャワーや着替え等で汗の始末をこまめにし、清潔を保つようにしていきたいと思います。

ばら組 「プール遊び、楽しんでいます」

  毎日プール遊びを楽しみに過ごしている子ども達ですが、プール遊びを始めた頃は、プールの中へ入って遊ぶよりも、プールの外で、水を汲んできておもちゃで水遊びする方が楽しかったようです。しかし遊びを繰り返すにつれ、最近は、プールの中に入って遊ぶ姿が多くなりました。プールに入って、おもちゃで遊んだり、また、足ぶみをして、水しぶきをあげて楽しんでいます。両手をついてのカメ歩きやワニ歩きも、保育者の歌に促されたり、友達の動く姿を見たりして、出来るようになってきました。だんだんと遊び方がダイナミックになってきています。
 また、泡遊びや氷遊び、色水遊び等、毎日のプールの中で、違う遊びも取り入れながら遊ぶよう工夫しています。
 いろいろな遊びを繰り返し行うことで、残り少ない水遊びの時間を楽しんでくれると良いなと思います。

たんぽぽ組 「プール遊び、大好きだよ」

 プール遊びが始まった頃から、「プール遊び、大好きだよ」と言わんばかりに、プールバッグを持って登園する子ども達の笑顔は、みんな輝いていました。
 いざプールの中に入ると、水の冷たさで、「キャーキャー!」と騒いでいましたが、保育者と汽車ごっこで連なったり、みんなで水の中に「1,2,3!」と体を沈めたり、顔を洗う・顔を水につける・そして少しずつ顔つけをする等経験するうち、顔に水がかかっても平気でいられるようになりました。
 クラスの中には、スイミングスクールに通っている子が数名います。その子達が、少し段のある所から飛び込んだり、顔をつけて浮いたりすると、「ワアースゴイネー」と言って驚きながらも、自分もやってみようとすぐ真似をする子が次々と出てきました。
 何でもやろうとする姿、そんな子ども達には、他のクラスの保育者も驚き、その都度認めたり褒めたり、励ましたりしました。この夏は、昨年とはまた違った楽しいプール遊びが出来たと思います。

さくら組 「話を聞いて、折り紙おったよ!」

 さくら組は、いつも元気で、おしゃべりがとても大好きな子が多いクラスですが、お話を聞くことは少し苦手で、話す人の方を見てしっかり聞くことが出来ませんでした。折り紙遊びの時も、保育者が最初に折る所を見せながら説明をしようとしても、友達と話しながら自分が思ったように折る子がありました。すると、折り方が違っていたり、途中で分からなくなって、「ドーヤッテ、オルノー?」と、少し心配になり、保育者に聞いてくるような事もありました。
 しかし、毎回、話を聞くことの大切さを伝えていくと、だんだん、「ハナシ、キカナー」とか、「ハナシヲキイテカラ、オルンダヨ」と、子ども達同士で教え合っている姿が見られるようになりました。そして、うまく出来た時は、「オリコウ」とか「ジョーズ」と、ほめあって、おたがいの頑張りを認められるようになりました。
 今では、保育者の話に耳を傾け、折り紙を折ることや、他の遊びでも、ルールを守って上手に遊べるようになってきました。
 このように、子ども達は、困った事を経験したり、友達に励まされたり、ほめられたりすることで、楽しい遊びになる事を理解できたように思います。これからも、友達との関わりを大切にしながら、子ども達の頑張りを見逃さず、一緒に喜んでいきたいと思います。

すみれ組 「深いプールに行ったよ!」

 毎日のプールでそれぞれに水に親しみ、泳ごうと一生懸命のすみれ組です。
 中には顔に水がかかるのは少し苦手…という子もありますが、ほとんどの子が顔をつけて浮いたり、水かきやバタ足で水の中を進んだりできるようになってきました。
 そんな中、週に二回通った本荘プールでは、インストラクターの先生に教えて頂きながら、25メートルプールに入って遊びました。
 深いプールに行ってみたい子を聞くと、なんとそこにいた全員が手を挙げ意欲満々。初めのうちは怖くてプールサイドから手を離せなかった子も、いつの間にか慣れて、肩までの深さの中を一人で歩いたり、泳ぎだす子もいました。
 園に戻ると真っ先に、「キョウネー、オッキイプールハイッタヨ!」「アシツイタンヤテ!」と、他の先生達に報告をする姿はとっても誇らしげでした。また一つ、水の楽しさと自信を味わえたようです。
 夏の間真っ黒になった子ども達は、一層たくましく見え、これからの遊びにも期待しているところです。