きのもと 3月号平成25.3.1 木之本保育園

寒さも少しずつ和らぎ、暖かな春の日ざしがだんだんと感じられるようになりました。この一年の間に、子ども達はいろいろな事を見て、聞いて、体験して、多くの事を覚え、身につけてきました。あらためて、子どもの持つ力のすばらしさを感じずにはいられません。  
今月は、一年の締めくくりとなる生活発表会や、卒園式などの行事も行われます。一人ひとりの意欲や思いを大切にし、進級への期待感を持って充実した毎日を過ごせるよう、職員全員で見守っていきたいと思います。

★ 今月のねらい ★
  • すみれ組
  • さくら組
  • たんぽぽ組
  • ばら組
  • もも組
小学一年生への期待をもち、友達と一緒に園生活を楽しむ。
年長組になることを喜び、進んできまりある生活をしようとする。
身の回りのことが少しずつ自分でできるようになったことを喜び、友達といろいろな遊びを楽しむ。
たんぽぽ組に進級することを喜び、保育者や友達と一緒に戸外での遊びを楽しむ。
好きな遊びを見つけて、ひとり遊びを楽しむ。
★3月の行事予定 ★
1日(金)
発表会総練習 園内で行います。
2日(土)
ひなまつり生活発表会 劇遊びや、楽器遊びを中心に発表します。会場は木之本公民館です。
4日(月)
発表会記念写真撮影 9時までに登園をお願いします。
5日(火)
身体測定 (たんぽぽ・さくら組)
絵の指導
6日(水)
英語教室
身体測定 (もも・ばら・すみれ組)
7日(木)
避難訓練 消防署への通報と消火訓練を行う予定です。
8日(金)
卒園記念写真撮影 すみれ組はスモック着用で、9時までに登園して下さい。
お茶教室 最後のお茶教室になります。
11日(月)
新入園児健康診断 午後2時から行います
13日(水)
絵の指導
14日(木)
お別れ遠足 すみれ組親子と担任で、東山動植物園に行きます。(雨天時…名古屋港水族館)
16日(土)
廃品回収 さくら組保護者の方が当番ですが、他の組の方もご協力をお願いします。
19日(火)
園外保育 園児全員で菊地公園に行きます。
20日(水)
春分の日 保育園はお休みです。
21日(木)
英語教室 すみれ組は最後の英語教室です。
22日(金)
誕生会 3月生まれの友だちをみんなでお祝いします。
お別れ会 すみれ組に在園児がお別れをする会です。
23日(土)
卒園式 すみれ組保護者の方は、ご出席をお願いします。
28日(木)
終了式
入園・進級式のご案内

後日、詳細についてはお知らせしますが、入園・進級式は次のとおりです。
ご協力をお願いいたします。

4月6日(土) ○午前 … 進級式   ○午後 … 入園式
※保護者の方も、お子さんと一緒にご参加下さいますようお願いいたします。
進級式終了後、親睦会総会を開催します。新年度の役員の承認や、春の遠足の行き先などについて話し合います。ぜひご参加下さるようお願い申し上げます。
元気な小学一年生になるために

すみれ組のお子さんは、ランドセルや文房具を準備してもらい、小学校への入学の日を指折り数えて待っていることと思います。小学一年生としての生活を、心身ともに健康でスタートできるよう、次のことについて保護者の方も今一度振り返ってみましょう。

  • 朝は起こされなくてもひとりで起きられますか?(朝7時には起きましょう)
  • 用便はひとりでできますか?
  • 朝、家を出る前に、大便をすませる習慣はついていますか?
  • だらだらと時間をかけすぎて食事をしていませんか?
  • 「自分の事は自分でする」という習慣ができていますか?(衣服の着脱、登校の準備、遊びの後片付けなど)
  • 呼ばれたら「ハイ」と大きな声で返事ができますか?
  • 自分のことを「○○くん」「○○ちゃん」と言うのでなく、「ぼく」「わたし」と言えますか?
  • 言われたことを、すぐ行動にうつせますか?
  • 困ったときには、そのことを自分から伝える事ができますか?
  • 道路を歩く時は、言われなくても右側通行をしていますか?(事前にお子さんと一緒に通学路を歩いて、信号の見方や、危険な場所を知らせておきましょう)
  • 夜ふかしをしないで、早く寝ていますか?

お子さんが毎日規則正しい生活を送れるよう見守りながら、新たな生活に向けては、あまり緊張させたり、プレッシャーをかけるようなことは避け、学校は楽しいところ、たくさんの友達のできるところだということを知らせてあげられるとよいですね。

★ クラスだより ★

もも組 「みんな、大きくなりました」

1歳児は、言葉がたくさん増えてきて、保育者と簡単な会話をしたり、お友達に声をかける事が多くなってきました。先日もお友達とトラブルがあり、話を聞いてみると、「○○チャンガヤッタデヤッタ」とか「イレテ、イッタケド、イヤダ、イッタ」と、ちゃんとした理由を話し、驚かされました。
遊びの面では、ちょっとした段差や斜面を上り下りしたり、三輪車をこいだり等、脚力が少しずつ強くなって、バランスをとって遊べるようにもなりました。給食時も、お友達を意識して、おかわりを張り合う場面も見られるようになり、「オカワリ」の声が飛び交います。
0歳児は、ハイハイやつかまり立ち、そして一人で歩けるようになった子もいれば、今はヨチヨチ歩きながら、ばら組や玄関へ行く等、探索活動の真っ盛りの子もいます。また、1歳児が毎日している事を見て、真似しようとする姿も目立ってきました。
どの子も成長発達の著しい一年が過ぎようとしていますが、今後もゆったりと関わりながら、一人ひとりの成長を見守っていきたいと思います。

ばら組 「じぶんで できるね」

進級当初に比べ、心身ともに成長し、身の回りの事、特に衣服の着脱をする時は、「ジブンデヤル!」と言い、頑張っています。排泄も、保育者に声を掛けられるタイミングが合うとすぐにトイレに行けるようになりました。
給食の準備や片付けも上手になり、促されなくても自分でやろうとする姿がみられます。また、友達との関わりも増えてきて、「○○クン!アソボー」等と名前を呼んで誘い、追いかけっこやスクーターをしたり、自然と輪になって砂遊びをしたりして、一緒に遊べるようになってきました。
最近では進級に向け、たんぽぽ組になったらすぐできるように、おたより帳をカバンから出したり、またカバンに片付ける練習をしたりしています。「たんぽぽ組さんみたいだね」と言うとニコッと笑い、嬉しそうにしています。
進級への期待を持ちつつ、残りわずかのばら組での遊びも十分楽しみながら過ごしていきたいと思います。

たんぽぽ組 「さくら組に早く行きたいな!」 

子ども達は、今まで自分でできなかった事がいろいろとあり、事あるごとに「デキナーイ」「ヤッテー」と言っていました。しかし、この一年、様々な行事や遊びを経験した事で、その子なりに成長をし、自分でやろうとすることが多くなってきました。
その中で、一番の成長は、自分の思いを保育者や友達に話せるようになったことです。恥ずかしがり屋の子が多いクラスですが、保育者の問いかけや促しに応え、その内容を理解して、行動できるようになりました。また、友達の事を「○○チャンガネ、○○ッテイッタ」等と、友達の行動をくわしく知らせるようになったり、お当番の時、みんなの前であいさつをすることもできるようになりました。保育者が、「こんなにお話が上手にできると、みんなさくら組になれるね」と言うと、嬉しそうにしています。子ども達同士でも、「ハヤクナリタイネー」「サクラサンハ、ミドリノバッジヤネー」「アソコノヘヤ…」等と言い、さくら組になる事を楽しみにしているようです。時々、誰かが約束を守らない事があると「モー、サクラサンニナレナイヨー」と言う場面もあり、子ども達の中で、「4月からはさくら組になる」という意識が強く、期待している事がよくわかる今日この頃です。

さくら組 「友達のいいところ、みつけたよ」

最近、友達のいいところ、がんばっている姿を見つけると素直に誉めるようになりました。ごあいさつの時、良い姿勢で園長先生の話をしっかりと聞いている子を見ると、「○○クン、スゴーイ!」と声を出して誉めています。すると、その声を聞いて他の子も、「ホントヤ」とか「カッコイイネ」と自分も姿勢を直しています。
また、絵を描いている時、友達の絵を見て「ジョーズ」とか「ソレ、ドウイウフウニカクノ」とか、「マネシヨーッ」などと誰かが言うと、みんなが集まってきます。誉めてもらった子はとても嬉しそうで、みんなに認めてもらい自信がつくようです。
発表会の時の台詞や歌も、「オオキイコエダッタヨ」と言われると、前より大きな声が出るようになりました。年中児のこの時期の発達の特色でもある「自分と他人との関係が分かる」「他人を区別し、自意識が働く」等によって、友達同士、誉め合い、認め合って友達同士の絆も強くなります。
遊びも少しずつ変化し、少人数でも遊びますが、クラス全員での鬼ごっこやかくれんぼなども楽しめるようになり、この年令らしい成長を実感しています。

すみれ組 「ドキドキドン!いちねんせい」

ひな祭り生活発表会では、劇遊びや様々な楽器、歌を楽しみました。一人一人が違う動物の役を担当した「十二支」の劇遊びでは、自分のセリフだけでなく友達のセリフも覚えて教え合ったり、お休みの子のかわりに言ったりする姿もありました。自分なりのセリフを考えるのに一人ひとりの苦労はありましたが、「コンナノハドウ?」「ソレ、イーネ」などと話し合い、あらゆる場面で子ども達のアイデアが盛り込まれました。また、「ドキドキドン!一年生」の歌は、今の子ども達の心境にぴったりで、「ナンカドキドキシテキタ」「ベンキョウスルノハアタリマエヤヨネ?」などと話し、歌うたびに盛り上がっていました。
最後の発表会も無事終わり、子ども達もそれぞれに感じる所があるようで、「ランドセル、ナニイロニシタ?」「ショウガクセイニナッテモ、ホイクエンニアソビニクルネ」などと、期待を膨らませています。
残りわずかとなった保育園での生活が、一人ひとりにとって、より楽しく充実したものとなるよう、保育者とともに一日一日を大切に過ごしていきたいです。