きのもと 11月号平成25.11.1 木之本保育園

朝夕はめっきり冷え込むようになり、木々の紅葉も秋空に美しく映えるようになってきました。子ども達が胸を弾ませて待っていた運動会や遠足も、さいわい天候に恵まれ、十分に楽しむことができました。  
実りの秋、食欲の秋にふさわしく、子ども達の成長もめざましく、年度当初に比べると、ずいぶん身長が伸びたり体重も増えてきています。 
そして身体の成長だけでなく、様々な行事で友達と協力し1つの事に取り組んだ体験が、頑張ってやり通すことなど、心の成長にもつながってきているように思います。  
園での生活を通じて、今後も、心身共により一層、成長していって欲しいと願っています。

★ 今月のねらい ★
・身近な秋の自然に触れ、自然の物を使って様々な遊びを楽しむ。     
・身近に働いている人々の仕事に関心をもち、感謝の気持ちをもつ。     
・交通のルールを理解し、自分から安全に気をつけて登降園する習慣を身につける。 
★11月の行事予定 ★
1日(金)
平成26年度入園申込開始  
3日(日)
文化の日 「自由と平和を愛し、文化をすすめる日」です。
4日(月)
振替休日 保育園はお休みです
5日(火)
身体測定(すみれ、たんぽぽ組)
6日(水)
誕生会 11月生まれのお友達の誕生日をお祝いします。
7日(木)
身体測定(さくら、ばら、もも組)
英語教室
8日(金)
いも掘り遠足
保育士一日体験終了
瑞穂市の畑まで路線バスで出掛けます。すみれ、さくら組が参加します。
11日(月)
いも掘り遠足予備日  
12日(火)
避難訓練
絵の指導
火災を想定して、消防署への通報訓練と避難を行います。
14日(木)
園外保育   すみれ・さくら・たんぽぽ組の子ども達が、金公園まで歩いて出掛けます。
15日(金)
お茶教室
 
16日(土)
廃品回収 すみれ、たんぽぽ組が当番です。よろしくお願いします。
19日(火)
内科検診 園医の診察を受けます。
20日(水)
英語教室    
23日(土)
勤労感謝の日
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」です。
25日(月)
上靴・座布団使用開始
26日(火)
絵の指導    
28日(木)
園外保育(買物) すみれ・さくら組が、買物の練習に出掛けます。

 ※いもほり遠足の予備日、避難訓練など、都合により、10月に配布した月間予定表から日程変更になっているものがあります。ご注意下さい。    また、絵の指導及び内科検診の日程が追加になりました。

◆ 運 動 会 の お 礼 

先月6日の本園運動会の際には、保護者の皆様に、準備及び当日の運営、そして後片づけまでご協力をいただきありがとうございました。直前まで天候が心配されましたが、当日はお天気に恵まれ、おかげさまで元気いっぱいの運動会となりました。  
子ども達も、お父さんやお母さん、おじいさん、おばあさんと楽しくふれあうことができ、とても喜んでいました。  
また、翌週13日の木之本校区市民運動会にも、多くの皆さまにご協力いただき感謝しております。来年も、楽しい運動会を実施していきたいと思っています。  

「街中の美術展・G-ART」に展示された共同製作が賞をいただきました!

10月12日から3日間、岐阜市商店街振興組合連合会が主催する「街中の美術展・G-ART」に、すみれ組・さくら組の子ども達が共同製作した絵が展示されたことについては、先月号の「きのもと」でもお知らせしましたが、開催期間中の来場者による投票の結果、「一般投票ベスト賞」をいただきました。とてもびっくりしましたが、これもご来場いただいた皆様のおかげと感謝しております。
主催者からは、賞品として、フォトクロック(写真を飾ることのできる時計)をいただきました。園内のどこに飾るのがよいか、いま考えているところです。
受賞作品は、現在、園二階の廊下に展示してあります。園への送迎の際にでもご覧いただけると幸いです。

上履き用ぞうりの使用等について

たんぽぽ・さくら・すみれ組が使用している上履き用のい草ぞうりは、11月22日(金)まで使用します。靴下をはいて登園されても結構ですが、園内ではできるだけ健康のために脱ぐようにしたいと思いますので、 靴下に記名をお願いします。25日(月)からの上靴・座布団の使用については、後日おたよりでお知らせします。  
また、ベレー帽は今月から使用しますので、よろしくお願いいたします。

子どもに身につけさせたい「片付け」

遊んだものを元の場所に「片付け」させることは、ものを大切にする心を育てるとともに、安全面においても大切なことです。子どもに片付けを身につけさせる時のポイントを紹介します。

  1. ○遊んだ後は、子どもに片付けをさせよう 
    子どもが遊び終わったと思ったら、積極的に片付けをさせましょう。散らかしたままでは、子どもがけがをする場合もありますし、片付ければ次に遊ぶ時に取り出しやすくなります。

  2. ○片付ける場所を決めておこう   
    片付ける場所は事前に決めておきましょう。例えば「えほん」「おえかき」「おもちゃ」などの絵や字を貼り付けておくと、片付け場所がすぐにわかります。

  3. ○遊びの要素を加え、子どもと一緒にしよう   
    「これはどこに片付けるのかな?」といったクイズ形式などの遊びの要素を加えたり、話しかけたりしながら子どもと一緒に片付けをしましょう。そして、終わったら「きれいになったね」とほめてあげましょう。
★ クラスだより ★

もも組(0・1歳児)「砂遊びを楽しんでいます」

天気の良い日は戸外で様々な遊びをしていますが、中でも砂遊びは大好きな遊びのひとつです。1歳児は、お皿に砂を盛りつけて「ドーゾ」「ゴハンデース」「プリン!」等と思い思いの食べ物を作っては保育者に見せます。0歳児も、以前は手で砂を握って感触を確かめるだけでしたが、今では砂場用のおもちゃにも興味を示し、小さいスコップで砂を上手にすくってはカップに入れて遊んでいます。  
また、1歳児が作ったご飯を「アーン」と言いながら0歳児にあげたり、「スプーンデ、タベナアカンヨ」「フーフーシタロッカ?」等と言って一緒に遊ぶ姿もあり、給食の時の保育者の姿を見て覚えているんだなぁと思わず笑ってしまいます。また0歳児も、「アー」と口を開けてモグモグと食べる真似をして笑い合う姿は、とても微笑ましいです。  
年齢に応じた思い思いの遊び方を見守りながら、今後も子どもたちが興味のある遊びを十分に楽しめるようにしていきたいと思います。

ばら組(2歳児) 「服の着脱が上手になりました」

ばら組の子ども達は、排泄時や午睡前の着替え等で日常的に着脱の機会があります。
以前は、保育者にズボンを少し下げてもらってから自分で脱ぐ姿や、頭から洋服を被って着る時も「ヤッテー」と援助を求めていました。しかし、最近は汗をかくことも少なく、衣服が身体に密着しなくなったため、子ども達も自分の力で着脱しやすくなり、袖から腕を抜く時や、ボタンをとめる時等の難しい部分のみを、保育者に援助を求めるようになってきました。中には、保育者がボタンをとめる援助をしようとすると「ダメ」と言い、自分で全てとめる子や、保育者の援助無しで着脱をし、洋服をたたんで袋に片付けるという全ての作業を行うことのできる子もいます。  
そして、もう1つ子ども達が着脱を頑張る理由があります。それは“着替えが終わった子からおもちゃで遊び、みんなを待つ”ということになっているからです。保育者の援助を順番待ちするよりも、自分で着脱を頑張った方が早いと、子ども達なりに気付いたからです。理由は様々でも、子ども達が自分で着脱を頑張る姿があらわれ始め、互いに刺激され合い、成長していることが感じられます。  
これからも、子ども達一人ひとりが、自分のペースで様々な事を学び、成長していく姿を見守り、援助していきたいと思います。

たんぽぽ組(3歳児) 「お当番って楽しいな」

運動会後から、たんぽぽ組もお当番の活動を始めました。画用紙に自分の顔を描き、当番カードにしました。二人ペアで行うのですが、朝の歌遊びが終わってから、お当番になった子の名前を歌に合わせて呼ぶと、「ハイ!」と元気に返事をして、みんなの前に出てきます。「○○デス」と自分の名前を言ったり、「ハイ、ガンバリマス!」とポーズをとりながら言う姿は、とても嬉しそうです。  
以前から、机を拭いたり、トイレのスリッパを揃えたりなど気付いた事を進んで手伝ったりしていましたが、お当番の仕事では、給食のお皿を配ったり、おやつの牛乳を配ったりなどもするようになりました。子ども達が、お手伝いする事に喜びを感じながら意欲的に取り組んでいる姿を見ていると、成長を感じ、微笑ましくなります。「ツギノオトウバンハダレー?」と聞いて心待ちにしたり、明日のお当番の子の名前を知らせると、次の日には、朝一番に「キョウハ○○クンダヨ」と、保育者に伝え楽しみにしているようです。  
これからも、励ましたり褒めたりしながら、楽しく当番の活動ができるようにしていきたいと思います。。

さくら組(4歳児) 「自分達で仲直りできるよ!」

 さくら組では友達数名が集まり、家で遊んだことやTVを見た話になると、他の子達も集まってきてすぐに盛り上がり、なかなか終わりません。どこでも聞こえるような大きな声で話すので二階の部屋は、さくら組の子の声ばかりになる時もあります。14人がとっても仲が良く、話だけでなく、集団で遊ぶ時も、いろんな意見を出し合い遊びを発展させ楽しんでいます。  
しかし、時々、けんかも始まります。お互いに「ボクハ コーシタンヤケドネェー○○クンガ~」とか「○○チャンガ△△ッテイッタモン」などと自分の主張をします。保育者が仲立ちとなって話をしていると「○○クンガ ワルイトオモウヨ」などと自分なりに考えて判断する子が出てきます。すると他の子も、それぞれにどちらのどこが悪いか自分の思いを言い合います。それを当事者二人はジーッとして聞いています。それでも納まらない子は反論したり、一人でその場を離れてしまう子もいますが、自分が悪かった事は分かっていて友達に謝ることができます。子ども達は仲間のつながりが強くなる中でけんかも増えてきますが、けんかを自分達で解決しようとし、お互いに相手を許したり、異なる思いや考えを認めたりしています。  
今、子ども達は、社会生活に必要な基本的な力を身に付けようとしているところでないかと思います。私達保育者は、子ども達のそんな姿を見守ったり、たまには助言したりして、少しでも子ども達の育ちの手助けをしたいと思っています。

すみれ組(5歳児)「先生、今日のクイズはなーに?」

就学時健診で小学校へ行って来た後から、一層小学校への憧れが強くなり、友達同士で「ボクハ○○ショウガッコウヘイク!」「メッチャイッパイヒトオッタヨ!!」と楽しそうに話しています。  
子ども達の期待に応え、先月からおけいこ帳を使って、文字遊びや数遊びを始めました。文字遊びでは、あいうえおの歌を歌ったり、保育者の出す言葉の穴埋めクイズや、「あ」のつく言葉集め、1文字を指定する文字バスケットゲームなど、形は様々に、文字に触れ考える機会をたくさん作るようにしています。友達同士であれこれ話し合いながら答えを考えたり、手を挙げてみんなの前で発表したり等、個人差はありますが、どの子も興味を持って、頑張って参加しています。クイズは「モットムズカシイノニシテー」と言う子もあり、毎日続けて楽しんでいます。  
それぞれの子が興味を持ったものから覚えるきっかけになればと、保育室の壁に貼ったあいうえお表(ひらがな、カタカナ、漢字)を、空いた時間に1つずつ手でたどり、真剣に読もうとする姿も見られ、嬉しく感じています。  
今後も小学校への期待感を大切にしながら、遊びや生活を通してきちんと椅子に座ること、話す人の顔を見て話を聞くこと、最後まで集中して聴く力等、基本的なことを身につけていけるようにしたいと思っています。