きのもと 1月号平成26.1.1 木之本保育園

あけましておめでとうございます

職員一同

ご家族おそろいで、良い年を迎えられたことと思います。
お正月が明けると、年度の終わりに向け、慌ただしい毎日が続きますが、心にゆとりを忘れず、子ども達に寄り添いながら、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
今月末には、作品展を開催します。自分達で決めたテーマに沿って、子ども達がどんな作品を作り上げるか、ぜひ、楽しみにご覧下さい。
本年も、どうかよろしくお願いいたします。

★ 今月のねらい ★
・お正月の遊びを通して、文字や数、図形などに興味や関心をもつ。
・冬の自然にふれながら、寒さに負けず元気に戸外遊びを楽しむ。
・様々な素材を利用し工夫しながら、作ったり描いたりなど、自由に表現して楽しむ。
★今月の行事予定★
1日(水)
元旦    
4日(土)
保育始め    
7日(火)
身体測定(もも組・ばら組・さくら組)
絵の指導
8日(水)
身体測定(たんぽぽ組・すみれ組)
9日(木)
英語教室(予定)    
13日(月)
成人の日    
15日(水)
絵の指導    
16日(木)
避難訓練 地震を想定した訓練を行います。
17日(金)
誕生会 1月生まれのお友達のお祝いをします。
18日(土)
廃品回収 今月の当番は、すみれ組、たんぽぽ組です。
親睦会役員会 廃品回収終了後に行います。
21日(火)
お茶教室    
24日(金)
作品展準備 ご都合のつく方は3時にお迎えをお願いします。
25日(土)~
26日(日)
作品展 25日午前には、親子ふれあい遊びを行います。
27日(月)
作品展写真撮影 朝9時までに登園をお願いいたします。
29日(水)
鬼見学 すみれ・さくら組が加納玉性院まで鬼を見に行きます。
30日(木)
英語教室 (午前)    
耳鼻科検診(午後) 園医の先生の診察を受けます。

 ※例年1月に行われていた市展は、今年は2月7日(金)~9日(日)に開催されます。

◆作品展について

1月25日(土)・26日(日)には、作品展を行います。
今年のテーマは、子ども達の大好きな「すいぞくかん」に決まりました。海グループと空グループに分かれた子ども達がそれぞれ協力して、テーマに沿った共同製作を行います。あわせて、1歳以上のお子さんの個人作品と描画も展示します。子ども達一人ひとりが自分の思いを表現できるように、保育者と一緒に工夫をしながら取り組みますので、ぜひご覧下さるようお願いいたします。
また、25日(土)午前には、「親子ふれあい遊び」を行いますので、こちらにもぜひご参加下さい。

元気な小学一年生になるために

すみれ組のお子さんの園生活もあと三ヶ月となりました。入学前の健康診断も終わり、お子さんも、そろそろ小学校入学のことを意識するようになってきているのではないでしょうか。
小学一年生としての生活を心身ともに健康でスタートできるよう、次のような生活習慣が身についているか(身につきつつあるか)、入学前に一度確認して下さると良いかと思います。

  • 朝は起こされなくてもひとりで起きられますか?(朝7時には起きましょう)
  • 用便はひとりでできますか?
  • 朝、家を出る前に、大便をすませる習慣はついていますか?
  • だらだらと時間をかけすぎて食事をしていませんか?
  • 「自分の事は自分でする」という習慣ができていますか?(衣服の着脱、登校の準備、遊びの後片付けなど)
  • 呼ばれたら「ハイ」と大きな声で返事ができますか?
  • 自分のことを「○○くん」「○○ちゃん」と言うのでなく、「ぼく」「わたし」と言えますか?
  • 言われたことを、すぐ行動にうつせますか?
  • 困ったときには、大人に対し、そのことを自分から伝える事ができますか?
  • 道路を歩く時は、言われなくても右側通行をしていますか?
  • (事前にお子さんと一緒に通学路を歩いて、信号の見方や、危険な場所を知らせておきましょう)
  • 夜ふかしをしないで、早く寝ていますか?

今の時点で、以上の習慣がすべて身についていなくても焦る必要はありませんが、入学までの三ヶ月の間に、少しでも身につけていけると良いですね。園でも子ども達に促していきたいと思っています。
お子さんが毎日規則正しい生活を送れるよう見守っていただきながら、新たな生活に向けては、あまり緊張させたり、プレッシャーをかけるようなことは避け、学校は楽しいところ、たくさん友達のできるところだということをよく知らせてあげて下さい。

★ クラスだより ★

もも組(0・1歳児)「衣服の着脱が楽しいようです」

子ども達は、オムツ替えやパジャマの着替え、また寒くなった最近では、戸外遊びの前後にジャンパーの着脱をしています。毎日の繰り返しの中で、衣服の着脱に興味を持ったのか、0歳児は、保育者がジャンパーを広げると、自分から袖を通そうとしたり、オムツを履く時には、足を上げて履こうとしたりするようになりました。
1歳児は、ジャンパー入れから自分の上着を取り出してきたり、着替えをする時、自分でズボンを履く姿が見られるようになりました。最近は、ボタンに興味を持つ子が増えてきて、保育者がボタンをかけようとすると、「○○チャンガヤル!」と言ったり、保育者に背を向けて、自分でやりたいことをアピールし、一生懸命かけようとしています。時間はかかりますが、自分でやりたいという気持ちを大切にし、時にはさりげなく援助をするようにしています。出来た時には大いに誉めるようにしていますが、出来たという満足感で、ジャンプして喜ぶ時もあります。
自分でやりたい時、やりたくない時の波はあると思いますが、その時、その時の子どもの気持ちを受け止めながら、自分で出来る喜びが、次の可能性につながるようにしていきたいと思います。

ばら組(2歳児) 「お散歩が大好きです」

寒さの中でも子ども達は元気一杯、戸外遊びを楽しんでいますが、戸外遊びの一つでもあるお散歩へも頻繁に出掛けました。出掛けることを子ども達に伝えると、「ヤッター」と、いつも大喜びで、自分で上着を着たり、靴を履いたり等、戸外へ出る準備も早くなります。
お散歩では、道路の隅に溜まっている落ち葉の上を踏んで歩き、“シャカシャカ”と音が鳴ると子ども達は皆で大笑いし、感触を楽しんでいる様子でした。本荘公園へ出かけた時には、ドングリ、もみじ、イチョウ等、自然物が沢山あり、ドングリを見つけるたびにポッケに一杯になるほど入れていました。子ども達にとっては宝物ですね。
また、もみじを見つけると「オテテ ミタイダネ」と、もみじの特徴的な形を、子ども達の目線で教えてくれました。お家へ持ち帰ったドングリも、ままごと等の遊びに取り入れたり、捨てることなく大切に保管していると、連絡帳で嬉しい姿を沢山知らせていただきました。
これから本格的な寒さに向かいますが、積極的に戸外遊びを行い、冬の自然物を楽しんだり、体を動かして、寒さに負けない子ども達になってほしいと願っています。

たんぽぽ組(3歳児) 「みんなで遊ぶの、楽しいな」

寒さが一層厳しくなりましたが、子ども達はそんなの平気!と言わんばかりに、外でのびのびと体を動かして遊んでいます。「センセイ、オニゴッコシヨー!」と保育者を誘い、みんなで鬼ごっこをして楽しんでいます。鬼になった子は、十まで数えて逃げる友だちを追いかけますが、逃げ足は速く、「コッチーダヨー!」と言って笑いながら走っていきます。子ども達はタッチをする時、なぜかつかまえた友だちをぎゅっと抱きしめて「ツーカマーエタ」と言います。つかまえた子もつかまえられた子も両方が笑顔で、とても可愛らしい場面もあります。
また、“オオカミさん今何時?”という鬼ごっこもお気に入りです。子ども達の「オオカミサン、イマナンジ!?」という呼びかけに、オオカミに紛した保育者は「今6時」などと時間を言いますが、ご飯時の「今12時」と言った時は、オオカミに食べられないように子ども達は一斉に逃げます。「キャー!」と必死に走りながらも、何だか嬉しそうです。つかまらないようにとか、つかまったらくやしいという思いはまだ強くない子ども達は、追いかけられて逃げるというのが楽しいようです。
鬼ごっこだけでなく、他にもそれぞれに好きな遊びをしながらも、みんなで一緒に遊ぶ楽しさを味わう機会をもっと増やせたらいいなと思っています。

さくら組(4歳児) 「おもちつきしたよー!」

おもちつきの一週間ぐらい前に、子ども達に話をすると、「エッ、ツケルノー?」「スミレト、サクラダケー?」と、初めて実際にもちつきが出来ることを、とても喜び、楽しみにしていました。もちつき前日には「アシタ、アメフルカナー」とか「テルテルボーズ、ツクラナイカン」と心配していました。
当日は朝からあいにくの雨となりましたが、玄関の前にテントを張って、その下で行う事になりました。いよいよこれからつき始めるという時になると、誰よりも前で見ようと、場所の取り合いが始まる程でした。
まず老人クラブや民生委員の方のもちつきが始まり、もちをつくリズムに合わせて「ワッショイ、ワッショイ」と一人の子が言い、みんなも一緒に声を合わせて、掛け声を掛けました。少しつけたところで、さくら組がつくことになりました。きねの持ち方を教えてもらい、真剣な顔で、順番に10回ずつ、みんなで数えながらつきました。 「(きねが)オモタカッター」とか「ウマクデキタ」と感想を保育者に話してくれ、自分でもちつきが出来た事に満足している様子でした。また、つき上がったおもちに、きな粉やあんこがつく様子も見学しました。
雨は残念でしたが、それでも地域の方々と触れ合いながらの楽しいもちつきとなり、いい経験が出来たと思います。

すみれ組(5歳児)「なわとびとべるかな?」

12月からなわとび遊びが始まりました。運動会の後から心待ちにしていた子も多く、「イツカラナワトビモッテクルノー?」と話していた事もあり、ご家庭のご協力も得て、なわとびの持参率は毎回ほぼ100%です。
初めは1人跳びから始めました。“なわを上手に回し、なわが前にきてから跳ぶ”という一連の動作が、慣れない子ども達にとっては難しく、「デキン!」「ムズカシイ~」と言って諦めてしまう子も多々ありました。しかし、保育者に励まされたり、そばで教えてもらいながら何度も挑戦する中で、少しずつ上手に回せるようになったり、一回でもなわを跳び越えられた時には「今、少し跳べたよね!」「上手になってるよ!」などと誉めるようにすると、少し嬉しくなってまた練習に励みます。少しずつコツをつかみ、自信がつくと、「センセイ、ミトッテー!!」と言っては、誇らしげに跳んで見せてくれるようになってきました。
今後は、かけ足跳びや2人跳び、大なわ跳びなども取り入れながら、みんなで楽しんで取り組めるようにしていきます。なわとびは、足と手の協応運動なので、手足をバランス良く動かすコツがわかるようになれば、どの子もうまく跳べるようになります。おうちでもぜひ、お子さんの“ミトッテー”に付き合っていただいたり、一緒に跳んだり、また励ましたり認めたりして下さると、更に上達していけることと思います。