きのもと 10月号平成26年.10.1
木之本保育園 |
いつの間にか朝夕めっきりと涼しくなり、虫の鳴く声にも秋の深まりを感じる今日この頃です。
10月は「実りの秋」「読書の秋」「食欲の秋」、そして運動会、遠足などの「行事の秋」でもあります。
一年中で一番過ごしやすいこの時期は、子ども達にとっても、成長を糧に意欲的な活動を展開できる「実りの時期」です。澄みきった青空の下で、心と体をさらに大きく伸ばして欲しいと願っています。 |
★ 今月のねらい
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- 戸外で友達と一緒に、跳ぶ・走る・歩くなどの運動を楽しむ。
- 秋の自然に触れて、季節の変化に興味や関心をもつ。
- 約束や決まりを守って遊び、あと片付けは、みんなで力を合わせてしようとする。
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★今月の行事予定★
1日(火) |
衣がえ … 長袖スモックは運動会が終わってから着せて下さい。 |
1日(水)~3日(金) |
運動会練習…木之本小グラウンド、香蘭グリーンパーク、園内で実施します。 |
5日(日) |
運動会 … 木之本小学校グラウンドで実施(雨天時は小学校体育館) |
9日(木) |
英語教室 |
10日(金) |
誕生会 … 10月生まれのお友達をお祝いします |
12日(日) |
木之本校区市民運動会参加 … 詳細は後日お知らせします。
(すみれ・さくら・たんぽぽ・ばら組が参加します)
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13日(月) |
体育の日 |
14日(火) |
避難訓練(午前)… 交通安全についての話を聞きます。サイレンを聞いて避難する訓練は毎月行っています。
歯科検診(午後) … 園嘱託医の診察を受けます。
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17日(金) |
園児検便 … 今回は、ぎょう虫検査と検尿を行います。
絵の指導
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18日(土) |
廃品回収 … さくら組・もも組が当番です。よろしくお願いします。
親睦会役員会
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20日(月) |
保育士一日体験開始 (~11月7日まで)。 |
22日(水) |
秋の遠足(梅林公園) … 職員と子ども達ででかけます。 |
23日(木) |
お茶教室 |
24日(金) |
園児検便(予備日) … 17日に未提出の方は必ず提出して下さい
英語教室
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25日(土) |
ふれあい動物園 … 移動動物園がやってきます。 |
30日(木) |
絵の指導 |
※ すみれ組個人懇談 … 28日(火)、29日(水)、30日(木)、31日(金)の午後を予定しています。詳しくは後日お知らせします。
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★ 子どものケンカについて ★
入園・進級して半年が過ぎました。子どもたちの友達関係は、それぞれの年齢なりに、少しずつ深まってきているようです。
しかしそれゆえに、お互いの思いをうまく伝えられず、様々な理由でケンカになることもあります。
たとえば…
- 三輪車で遊ぼうとおもっていたのに、〇〇ちゃんがずっと一人で乗ってばかりいて貸してくれない。
- 〇〇ちゃんと遊びたいのに、仲間に入れてくれない。
- 〇〇ちゃんと手をつなごうと思ったのに、つないでくれない。
など、大人から見ると些細なことが原因なのですが、子ども達にとっては自分の思いがうまく伝えられず、ケンカとなってしまいます。
時には保育者が制する間もなく、友達をたたく、噛みつく、ひっかく、物を投げつけるなどして、相手の子にケガをさせてしまうこともあります。
そのような時、本園では、子ども達になぜケンカになったのかを聞きながら、以下のようなことを伝えるように心がけています。
2~3歳児には … 保育者が仲立ちとなり、お互いの思いを聞いたうえで、
友達をたたいたりひっかいたりするのはよくないことであると伝えるようにしています。
4歳児には … ケンカを経験することによって相手の立場が理解できるよう、保育者や友達と話し合い、
時には自分の思いが通らないことや、我慢しなければいけない時があることを理解できるよう話をしています。
5歳児には … 自分の思いが相手に伝えられるように、保育者が仲立ちをしながら話し合う中で、
相手の立場を認めたり、友達のよいところを見つけられるようにしています。
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★ 子ども・子育て支援新制度について ★
先月も月だよりでお知らせしました「子ども・子育て支援新制度」(平成27年度開始)について、在園児の方で、来年度も本園を利用される方は、以下の手続きが必要となるとのことです。手続きの詳細は、書類配布時にお知らせします。
【平成27年度も引き続き同じ保育園を利用される方】
- 市から保育園を通じて支給認定申請書が配布されます。
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- 保育園を通じて、市に支給認定申請書を提出します。(平成26年10月頃予定)
※申請書とともに、勤務状況等の証明書(「家族の状況証明書」)の提出が必要となります。
↓
- 保育園を通じて、市から支給認定証が発行されます。(平成26年12月頃予定)
※先月お知らせした「2号認定」「3号認定」の認定証です。
↓
- 27年度も保育園を継続して利用することが可能です。
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★ クラスだより ★ |
もも組 「少しずつ、お話ができるようになりました」
4月当初はほとんど言葉が出なかった子ども達も、少しずつ自分の思いや要求等を簡単な言葉や身振りで伝えようとする姿が増え、もも組の雰囲気がにぎやかになりました。
まだ思うように話が出来ない子は、欲しい玩具があると指差したり、「アーアー」と声を出し、保育者の手を引いて伝えようとします。保育者が動物や食べ物が出てくる絵本を見せると、2歳になった子達は、「○○サン」と動物の名前を呼んだり、保育者が絵本の食べ物を食べる仕草をすると、子ども達も「オイシー」と言って保育者の真似をする姿も見られます。また給食の時には、「○○クダサイ!」「オカワリ、クダサイ」等と言い、おかわりが欲しい事を伝えることも出来ます。
保育者が「これ食べてから○○あげるね。」等と声を掛けると、苦手な物でも少しずつ食べようとする姿も見られ、少しでも食べることが出来た時には「えらいね」等と声を掛けると「ウン!」と嬉しそうに答える子ども達です。
今後も、子ども達一人ひとりが発する言葉を保育者が丁寧に受け止め、子ども達が話せる喜びや会話をする楽しさが感じられるようにしていきたいと思っています。
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ばら組 「子ども達はひも通しが大好きです」
子ども達は、シール貼り遊びやのり付け遊び等、指先を使った遊びに興味を持ち、最近では「ひも通し遊び」を楽しんでいます。最初はひもにビーズや細かく切ったストロー等を通したり、くまや車をかたどった穴あきの板にひもを通したりして遊びました。
また、めずらしいふわふわビーズを用意すると、子ども達は「ワァー、フワフワ」「カワイイネー」等と言いながら、小さな穴に集中して通すようになりました。
はじめは「デキナイ...」と言っていた子たちも、保育者と一緒に「こうやってやるんだよ」と通し方を繰り返し知らせていくうちに少しずつ出来るようになり、面白くなってどんどん通すようになりました。そして、「デキタ!」と言っては大喜びし、「モットヤリタイ」と興味がわいて来るようになりました。
これからますます指先が器用になってくるので、少しずつレベルアップしながら、指先を使った様々な遊びを経験させたいと思います。
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たんぽぽ組 「オリジナルお弁当 作ったよ!」
先日、紙粘土や葉っぱ、新聞紙など身近にある様々な素材を使ってお弁当作りをしました。新聞紙や葉っぱで紙粘土をくるんだり、紙粘土の中に他の素材を埋めたりと、いろいろ組み合わせて工夫しながら作り、お弁当箱に詰めていきました。その中身は「ケーキ」「オダンゴ」「ドーナツ」「ギョーザ」「オムライス」などなど…。子どもらしい、とても夢のあるお弁当の完成です。
そして部屋にシートを敷き、遠足ごっこをしてお弁当を見せ合いながら食べる真似をして遊びました。すると、「マダネンドアル?」「アレツクッテミタイ!」と残っていた材料で更に作り始めた子どもたち。友達のお弁当を見てまたアイデアが浮かんだようです。
その後もしばらく部屋に置いていたのですが、「コレハ○○チャンノオベントー!」と嬉しそうに眺め、自分で作った喜びや満足感が伝わってきました。
今後も季節ごとの製作や、お店ごっこ、作品展、発表会の小道具等、いろんな作品を作る中で、子どもたちの自由な想像力を大切にして、一つひとつ楽しめるように工夫していきたいと思います。
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さくら組 「早く走れるようになったよ!」
運動会に向けて、園庭やオーキッドパーク、木之本小学校でかけっこの練習をしました。初めは笛が鳴る前にスタートしたり、走っている時にお友達の前に無理に出て、走りを妨げる姿も見られました。
そこで、走る時のルールについてみんなで話し合うことにしました。子ども達からは「オトモダチヲ オサエテハシラナイ」「ヒッパラナイ」等の意見が出たので、そのことをみんなで守って走ることにしました。
それからは、ルールを守って走るというだけでなく、子ども達同士で、スタートする格好も考え始め、それぞれにしゃがんで両手をついてみたり、立って構えてみたりと工夫している姿も見え始めました。中には「ハシルトキハ、コウシタホウガイインジャナイ?」と腕を大きく振って走る姿を見せる子もあり、他の子達も「ウン、イイトオモウ」と言い、そういった走りにチャレンジしては「ナンカハヤクハシレルヨウニナッタ」と実感し、嬉しそうに話している姿も見られるようになりました。早く走るためにはどうすればよいか、改善していく姿は、まるで年長児さんのようでした。
運動会での経験を次の遊びにつなげながら、気候の良いこの時期にしかできない楽しい遊びを通して、体力や運動能力が身につくようにしていきたいと思います。 |
すみれ組「リレー、がんばって 走るよ!」
子ども達は、この運動会ですみれ組ならではの様々な競技に出ることを楽しみにし、日々練習に励んでいます。
特にリレーは毎回白熱し、一回走ったくらいでは満足できない程で、いつも「モーイッカイ、ヤルー」とみんな意欲的です。
しかしリレーの練習を始めた当初に、トラックの走り方、バトンの渡し方、順番の待ち方、走った後の並び方等、様々な約束をしましたが、いざ始めると走る順番を待つ間、友達の応援をしているうちに並んでいるところが分からなくなり、走る相手を間違えたり、同じチーム同士で走ったり、また、少しでも走るのが遅くなると「マケタ」と言って途中で走らなくなったり等、トラブルが発生しました。
そこで再度みんなでルールについて話し合いました。バトンを誰に渡すか、誰と一緒に走るか分かるようにきちんと並んで待つ、少し走るのが遅れても、チームの競争なので、次の子が待っていることを忘れず最後まで走りきる等、一人ひとりに確認をして毎回練習をしたところ、回を重ねるごとにトラブルが少なくなり、楽しんでリレーができるようになりました。他の競技も含め、この運動会の練習で様々なトラブルも起きましたが、学んだこともたくさんありました。
保育園の最後の運動会、みんなで精一杯体を動かし、友達や保護者の方々、そして保育者と一緒に十分楽しみ、思い出深い運動会にしたいと思います。 |