きのもと 12月号平成26年.12.1 木之本保育園

 吐く息が白くなり、冬の訪れを感じる季節になりました。 寒さに負けない強い体を作るよう、朝の運動遊びに年長・年中児はマラソンをしています。「ピッピ!ファイト!」と元気な声が毎日響いています。
 寒さが厳しくなってくると、つい厚着をさせてしまいがちですが、園では、一人一人の健康状態に気を付けながら、薄着や手洗い、うがいなどの習慣を身につけていけるようにしたいと思っています。
 また、12月はお店屋さんごっこ、餅つきなど楽しい行事をたくさんひかえ、子ども達にとって楽しみの多い月になりそうです。平成26年の残り一日一日を大切にし、年末ならではの行事に元気に参加できるようにしたいものです。

★ 今月のねらい ★
  1. 暖房器具のまわりでは、安全に気をつけ、約束を守って遊びを楽しむ。
  2. 異年齢の友だちと交流をしながら、作品展に向けた話し合いをする。
  3. 年の暮れの様子に興味や関心を持ち、お正月を楽しみに待つ。
★今月の行事予定★
4日(木)
お店やさんごっこ 今年のお店は「おもちゃやさん」と「カフェ」です。
9日(火) 英語教室
11日(木)
保育参観(午前) 親子での避難訓練も実施予定です。
参観後、クラス懇談を行います。
交通指導(午後) 親睦会役員の方々による指導です。
12日(金) 絵の指導
16日(火)
おもちつき 地元の老人クラブや民生委員の方々と交流しながらもちつきを楽しみます。
17日(水)
にこにこママルーム お店やさんごっこのビデオを見て話し合います。ご都合のつく方はぜひご参加下さい。
英語教室    
18日(木)
誕生会(クリスマス会) 12月生まれのお友達をお祝いします。
サンタさんも来てくれるかな!?
19日(金) お茶教室
20日(土)
廃品回収 今月はばら組とさくら組が当番です。ご協力をお願いします。
22日(月) 絵の指導
23日(火) 天皇誕生日
26日(金)
終了式(午後) 27日が土曜日ですので、この日に式をします。
27日(土)
保育納め 土曜がお仕事の方は通常通り保育をいたします。
28日(日)~1月4日(日) 休 園 
1月5日(月) 保育始め
保育士一日体験のお礼

 保護者の方々に保育士の仕事を体験していただくことを目的として、10月20日から約3週間、「保育士一日体験」を実施いたしました。参加していただいた皆様にはお礼を申し上げます。また、参加の感想やご意見もいただき、ありがとうございました。今後の参考にいたします。
 来年もまた実施したいと思っておりますので、引き続き積極的なご参加をお願いいたします。

★ 送迎時の車上ねらいにご注意下さい ★

 日が暮れる時間が早くなっています。この時期には、例年、市内保育園で車上狙いの被害が発生します。すでに被害の出た園もあるとのことです。残念なことに、昨年11月には、本園前の道路でも被害が発生しました。車を園の前に駐めて、お迎えのため園内に入られた5分程度の間に、助手席のバッグを盗まれるという状況でした。
 このような被害が起きないようにするため、送迎の際には、以下のことをお守り下さるようお願いいたします。

  1. 自動車でお子さんを送迎される際には、車を離れる時間が短くても必ず施錠をし、また、車内にカバンや貴重品を置いたままにしないようにして下さい。
    (施錠してあっても、窓ガラスを割って荷物を持っていく場合もあるとのことです。)
  2. 自転車で送迎される方も、自転車カゴの中にバッグや貴重品を置いたままにせず、必ず持って園内に入って下さい。
  3. 以上の注意は、送迎をされる方(おじいさん、おばあさんなど)皆さんに、お伝え下さいますようお願いいたします。
★ かぜを予防するには ★

 寒さが深まり乾燥するこの季節は、子どもがかぜをひきやすい季節です。
 お子さんのかぜを予防するにはどういう点に気をつければよいのか、まとめてみました。

きちんと食べる
 栄養バランスよく食べることは、元気に過ごすためにとても大切です。好き嫌いを言わずいろいろな食べ物を食べ、抵抗力をつけましょう。

元気に外で遊ぶ
 たくさん体を動かして、体力をつけましょう。かぜに負けない丈夫な体をつくることができます。

しっかり寝る・休む
 疲れがたまっていると、かぜの菌やウィルスに負けやすくなります。早寝をこころがけて十分な睡眠をとり、体を休めることも大切です。

きれいに手を洗う
 手に付いた菌やウィルスは、食べ物などを通し、体に入り込みます。石けんを使った手洗いで、菌やウィルスを洗い流しましょう。

★ クラスだより ★

もも組 <少しずつ製作遊びも楽しめるようになってきました>

 最近は、年長・年中児が中心となって行う「お店屋さんごっこ」に出すため、少しではありますが品物作りをしています。品物と言っても、まだまだ出来る事は限られていますが、スタンピングやシール貼り、なぐり描き、お花紙を破って詰める等、今の子ども達にも参加しやすい方法を工夫して作っています。
 先日のベルト作り(なぐり描き)では、「コレネ、ママノベルト!」「ココニオカオカイタヨ!」「キイロガイイ」等、それぞれもも組なりに意欲的な姿が印象的でした。
 0歳児の子も、ペンを持ち一生懸命腕を動かす子やトントン音を立てて描く子、描くよりペンに興味を持つ子…それぞれのペースで楽しむ姿を見ると、4月からの成長を感じ、嬉しく思いました。
 「今日は○○作ろうね」とみんなに声をかけるときも、保育者の話にじっと耳を傾け、「ウン、ツクルー!」と喜んで話しています。一つひとつが新しい体験で、それぞれの年齢に合った楽しみ方が出来ているようです。みんなの品物を並べてお買い物ごっこをする時の反応も、今から楽しみです。

ばら組 <少しずつ順番が待てるようになりました>

 子ども達は、以前に比べると、生活や遊びの中で順番待ちが出来るようになりました。
 たとえば、戸外でスクーターや三輪車遊びをする時、これまでは友達が乗っていても、自分がそれを使いたいと思うと、友達を押しのけて自分が乗ろうとする姿が見られ、いつもトラブルになっていました。しかし根気よく「順番だからね」と、我慢するよう話していたところ、今では保育者が「待っててね、今は○○ちゃんの番だからね」と伝えれば、少しずつ待てるようになりました。
 最近、一番上手に待てるようになったのは、手洗いの順番待ちです。「おやつだから(給食だから)、手を洗おうねー」等と保育者が伝えると、子ども達はすぐに手洗い場に行き、トラブルもなく一列になって待てるようになりました。「みんな上手に待てるようになったね」とほめています。その日の気分によって、順番が待てないという子もありますが、この年齢になると、待っていれば、並んでいれば、自分の番が来ると理解出来るようになってきていると思います。当初は気持ちをコントロールするつらさもあったと思われますが、それも回を重ねることによって、今ではトラブルも少なくなってきました。我慢することは、順番待ちだけに限らず、別の場面でもあるので、楽しい遊びをする中で、その都度個別に話をしながら、二歳児なりの我慢する力をつけていきたいと思います。

たんぽぽ組 <さらこな集め、楽しいな!>

 戸外遊びでたんぽぽ組の皆が最近夢中になっているのが「さらこな」集めです。地面の表面にある目の粗い砂(ざら粉)を手でどけた後に出てくるきめ細かいサラサラの粉が「さらこな」で、子ども達は地面に座り込み、夢中で集めています。大きいクラスの子がいつも作っている姿を見て、手で集めたり玩具のまな板を使って集める方法が分かり、何度もやるうちに上手く集められるようになりました。器いっぱいに集めると、まずは「センセー、ミテ!」「サワッテミテ!」「サラサラデショ」と保育者に見せに来ます。「すごい!サラサラだね」と保育者が手触りの良さに感動していると、皆「ジブンデヤッタンダヨ」と満足感いっぱいの表情でした。上手く集められるようになると、遊びの幅も広がり、水を混ぜて団子やハンバーグの形にする子、砂場でケーキを作りその上に「オサトウダヨ」とトッピングに使う子などさら粉の使い道は様々で、ままごと遊びに発展していくこともあります。子ども達は普段から楽しい遊びを自分で見つけて遊んでいますが、時には大きい子達の遊びを真似しながらも、いつの間にかその遊びを変化させながら遊んでいる時もあり、その姿をとても面白く感じます。
 これからも子ども達の喜びに共感しながら、一緒に遊びを楽しんでいきたいと思います。

さくら組 <マラソンすると 温かくなるよ!>

 11月中旬より、朝の運動遊びにマラソンを取り入れ、園付近を走っています。年長児と並び、保育者の笛に合わせて「ファイト!ファイト!」と言って走ります。初めてのマラソンの時には、「エーッ!?マラソン!?」と意味が分からず不安になる子や、「ワアーイ、マラソンダアー!」と期待する子もいました。途中で暑くなるので、走る前に上着を脱ぐように言うと、「エー!!サムクナルヨ」と言っていた子も、回を重ねていくと「キョーモマラソンデショ」「ジャンパーヌグンダネ」「ハシルトアツクナルモンネ」と言って、体が温まる事も自分で感じとれるようになり、進んで上着を脱ぐようになってきました。
 中にはもともと走るのが苦手の子もいますが、毎回保育者が励ましながら誘っていくうちに、嫌がる事なく毎日走るようになり、「キョーハ ガンバッテハシッタヨ」とか「オウチデレンシュウシタデ タクサンハシレルヨウニナッタヨ」等と言い、頑張る姿が見られました。
 これからも冬の寒さに負けない体作りをしながら、戸外での遊びを楽しめるよう工夫していきたいと思っています。

すみれ組 <いろいろ 作ったよ>

 お店屋さんごっこの品物作りで大忙しのすみれ組です。
 製作ごとが大好きな子ども達は、どんな品物にも積極的に取り組み、また、どんなお店にするか、どんな品物をどんな材料で作るか等、検討する場でも中心になって話し合いました。「カフェ」に出す「からあげ」はトイレットペーパーに、のりと絵の具を混ぜてこね、片手でギュッと一握りして作りました。ツブツブ感が出て、「ホンモノミタイ」と子ども達は大喜び。他のクラスの子や保育者に見せて自慢していました。
 おもちゃ屋の品物も合わせて5種類の物を各30個ずつ作った上、サイフも作ったので、その間は他の遊びがほとんど出来ないくらいでした。しかし、毎日一品ずつ完成させていくと、さらに作る意欲をかきたてられたようで、パフェ作りの時は、下準備として保育者が生クリームを作って絞り袋に入れていると、「オイシソー、ナメタクナルネ」と言いながら寄ってきて、「ヤリタイ、ヤリタイ」と先を争うほどでした。力加減が難しく苦心していましたが、慣れてくると面白くなり、とても豪華なパフェが出来上がりました。
 今回の品物作りも初めての作業がいくつかあり、楽しい経験をしながら一品一品が満足行く出来ばえになりました。当日は、自分の作った品物を売るよりも、買いたそうな雰囲気です。どんなお店屋さんごっこになるか、子ども達も楽しみにしています。