きのもと 2月号 平成27年.2.2  木之本保育園

 まだまだ寒い日が続いていますが、子ども達は戸外で元気よく遊びながら春を待っています。先月は、園でもインフルエンザが流行しました。今はピークを越えたようにも思えますが、 まだまだ予防に気を緩めず、体調に十分注意して、一年で一番寒い時期を元気に乗り越えて欲しいと願っています。
 先日行いました作品展には、おおぜいの方がご来場いただきありがとうございました。 今年は「もうすぐ春」をテーマに、さまざまな作品を作りましたが、子ども達は、それぞれの個性や力を十分に発揮した作品を完成させました。
 作品展を通して、子ども達の成長した姿を見ることができ、とても嬉しく思いました。

★ 今月のねらい★
  • ・ 寒さに負けず、戸外あそびを十分楽しむ。
  • ・ 冬の自然に触れながら、季節の変化に興味や関心をもつ。

★今月の行事予定★

3日(火)
節分 豆まき 保育園で、子ども達が豆まきをします。
4日(水) 英語教室
5日(木)
誕生会 2月生まれのお友達をお祝いします。
6日(金) 避難訓練
9日(月) 絵の指導
11日(水)
建国記念の日 保育園はお休みです。
12日(木)
  • お茶教室
  • 英語教室
15日(日)
親子ふれあい事業 たんぽぽ組以上の親子で観劇ができます。(申込み等ご案内済です)
17日(火)
おやつパーティ すみれ組、さくら組の子ども達がお好み焼きやジュースを作って、他の子ども達にふるまいます。
18日(水)
発表会公民館練習
(午前)
ひなまつり発表会に向け、公民館で練習を行う予定です。
21日(土)
廃品回収 当番は、さくら組と親睦会役員の皆さんです。
親睦会役員会 今年度最後の役員会を行います。
23日(月)
  • 発表会ステージ練習開始
  • 絵の指導
26日(木)
発表会公民館練習
(午前)
   
歯みがき指導(午後) 木之本小の児童が、すみれ組にはみがき指導をしてくれます。
にこにこママルーム おやつパーティのビデオを見て話し合います。ぜひご参加下さい。

※2月の後半は、毎日、園内で発表会の練習を行います。よろしくお願いします。

◆ 作品展のお礼

 1月31日(土)・2月1日(日)の両日に、園児の作品展を行いましたところ、ご家族そろって観にきていただき、ありがとうございました。

 その際書いていただいた感想カードには、「春のワクワクする感じが伝わってくる、とてもステキな作品展でした。いつまでも眺めていたい気持ちになりました」 「自分の子の作品も楽しめましたが、それ以上に他の各組の作品を見ると、年を追うごとの成長がわかって楽しかったです」「どの子の作品も一生懸命作ってあり、 とても良かったです」「共同製作のさくらがとても大きくダイナミックで感動した。うざぎの冬眠も、大小様々な形の葉っぱが味があってとても良かった」 「作成中の写真が掲示等されていたので、真剣に取り組んでいる表情がわかって嬉しかった」等の感想とともに、職員へのあたたかい励ましの言葉をたくさんいただきました。 ありがとうございました。

 また、親子ふれあい遊びにも、おおぜいの方のご参加をいただき、感謝しております。楽しい時間を過ごせたのではないかと思っています。

◆ ひなまつり生活発表会・卒園式について
  • 3月7日(土)に、ひなまつり生活発表会を行います。会場は木之本公民館です。   今回は「劇あそび」と「楽器あそび」を中心に発表します。お子さんの成長した姿をぜひご観覧下さい。

  • 卒園式は、3月28日(土)です。
◆ 冬を健康に過ごすために

  この季節に特にかかりやすい風邪やインフルエンザですが、日頃、うがいや手洗いをていねいに行う習慣が身についていれば、かなり予防ができると言われています。  3歳以上になれば、自分でできることも多くなり、自分から手洗いなどの習慣を守ろうとします。保育園では、外遊びの後や、給食・おやつの前など、手洗い、 うがいを励行していますが、ご家庭でも習慣が身につくよう、保護者の皆様のご協力をお願いいたします。

(1)手洗い

  • 手の平、手の甲、指の間などを丁寧に洗いましょう。
  • 水分をしっかり拭き取りましょう。
  • 清潔なハンカチを毎日持たせましょう。
  • 手の荒れは早めにクリームなどをつけて保護しましょう

(2)うがい

  • 上を向いて、喉の奥までガラガラとうがいをしましょう。
  • 3回以上繰り返しましょう

(3)鼻かみ

  • 両手でティッシュペーパーなどを持ち、鼻をかみましょう。(時々、片手でかむ子が見られます)
  • 鼻をかんだ紙は、すぐにゴミ箱に捨てましょう。

(4)せき

  • せきが出るときは、マスクをかけ、つばを飛ばさないようにしましょう。

 最近は、エアコン暖房が完備しているご家庭も多く、室内温度20℃以上の中で過ごし、汗をかいているお子さんもいるのではないかと思います。 保育園では、エアコン、ストーブの使用時には、室内温度をやや低めに設定しています。
 また、窓を2箇所、2センチほどあけて換気するようにしています。最近の建築物は機密性が強く、換気がおろそかになりがちです。 ご家庭でも、常に換気を心がけ、新鮮な空気を取り入れるようにしましょう。

★ クラスだより ★

もも組 「ブロック遊びが面白くなってきました」

 子ども達は、体や言葉の成長だけでなく、最近は指先を使っての遊びが少しずつできるようになり、作品展の絵のように“線描き”から“丸”が描けたり、小さいシールを貼ることができるようになってきました。
 普段の遊びの中でも、これまでは触っているだけだったブロックを、大きい子の遊びを真似て組み立て、「ニャーニャ」「デンシャ」等と言って、見立てて楽しむ姿が増えてきました。時には「ヤッテ」と言う子もありますが、保育者と一緒に組んでみたり外してみたり、 必要なブロックを集めて持ってきたりと、その表情は真剣です。一個のブロックを組み合わせる事でいろんな形に変化していく面白さを、楽しんでいるようです。
 これからも指先を使う遊びを楽しみながら、自由に物を作っていく面白さが味わえるようにしていきたいと思っています。

ばら組 「鬼ごっこが大好きなばら組です」

  今、子ども達は、「ムックリくまさん」という歌に合わせて、追いかけたり追いかけられたりする遊びを楽しんでいます。目を覚ました熊に追いかけられるという遊びです。
  歌が始まって、熊が追いかける場面になると、みんなつかまらないように逃げます。いつも保育者が熊になりますが、時には子ども達が熊になり、「センセー、ニゲテー」と言って、保育者を追いかけたり、「コンドハ○○チャンガニゲルデ」と言って繰り返し遊び、 いつの間にか「鬼ごっこ」になってしまいます。戸外に出ても、「ネェー、オニゴッコヤロー」「ムックリクマサン、ヤロー」と、友達や保育者を誘って遊び、「キャーキャー」と歓声を上げながら走り回ります。数回やっても物足りず、「モーイッカイヤロー」と繰り返し遊んでいます。 疲れ知らずで走り回る子ども達の笑顔は、体を動かす喜びと心地よさでいっぱいのようです。
  これからも、友達と一緒に鬼ごっこ遊びの楽しさを味わいつつ、基本的な体の機能が形成されていくと言われる三歳頃のこの時期に、「走る」という全身運動を通じて、運動能力を高めていって欲しいと思っています。

たんぽぽ組 「きれいだと気持ちがいいね」

  年末の大掃除で、身の回りの物をきれいにするという経験をしたためか、最近では整理整頓を頑張っています。
  保育室の本棚に絵本をしまう時、バラバラに片付ける姿がよくあったので、絵本の片付け方を皆で話し合いました。「絵本はどうやって片付けたらいいかな?」と実際に色んな向きを見せながら尋ね、背表紙を手前に向けて片付けて見せると、 文字の向きや上下がわかったようで「ア!ソウイウムキ!」と答えました。「絵本の背中(背表紙)が見えると、次に使う子が見やすいね」と話すと、その意味を理解し、「コウヤッテ イレルンヤネ」と次第に意識して片付けられるようになりました。
  また、トイレのスリッパや、上靴がきれいに並んでいないことがあると、「ア!グチャグチャニナットル!」「センセー!ナオシトイタヨ」と子どもたちの方から気づいて直している姿があり、とても頼もしく思いました。
  自分から気づいて何でもやるというのはまだまだ難しい面もあるかと思いますが、自分の持ち物の始末や、身支度等がきちんとできるよう、これからも毎日の生活のなかで行っていきたいと思います。 そして、今後も整理整頓する心地よさを感じながら、習慣として身につくようになってほしいと願っています。

さくら組 「オニを見てきたよ!」

  先日、加納玉姓院まで、片道約50分ほど歩いて鬼見学に行ってきました。この日は風もなく暖かかった事が幸いし、途中でジャンパーを脱ぎたいと言う子もいるほどでした。道中は歩道橋を渡ったり、駅のまわりを通ったりして、子ども達は「ココ キタコト ナイ」「デンシャ ハシットル」と、目に入る物全てを確認しているようでした。
  玉姓院に近くなると、他園の子ども達と出会い、中には保育者と一緒に「コンニチハ」とあいさつしたり、「ドコノ ホイクエンデスカ?」と気軽に聞く子もいました。
鬼は、子ども達のイメージしていた怖い鬼とは少し違ったようですが、背が高くて目が光っている事や、手に持っている大きな金棒が印象強かったらしく、「アッ!メ ヒカットル」「スゲェーカナボー」「イタソォー」「カナボーハ ナンデ デキテルノカナァ?」などと、感じた事を口々に言いながら見ていました。
  玉姓院では、お賽銭を入れてお参りしたり、昨年度の『鬼のぬりえコンクール』の入選作を見て回りました。どの子も作品を見ては「コノコ ジョーズ」「ハミダシテ イナイネ」「イロイロナ イロ ガ ツカッテアルネ」と感想を言っていました。
鬼を見たり、鬼のお面を作ったりして、どの子も自分なりの鬼のイメージが出来たと思うので、自分たちが描く鬼の絵の参考になると思います。まだまだ思い通りに描く事は難しいところもありますが、のびのびとお絵かきを楽しんでほしいと思っています。
   また出来上がりましたら玄関先に飾りますのでご覧になって下さい。

すみれ組 「あやとりって、おもしろい!

  子供たちにあやとりの楽しさを知らせたいと思い、お正月明けに保育者が「マジックだよ」と言って、あやとりの指ぬきをやって見せました。するとその不思議さに「エー、ドーシテ?」「ドウヤルノ?ヤッテミタイ」と言って、さっそく興味を示しました。
  保育者がやり方を伝えるとすぐに覚え、覚えた子が周りの子に教え、どんどん広がっていきました。それからはあやとりの毎日です。
「ほうき」「二段ばしご」「四段ばしご」「二人あやとり」等、いろいろな遊び方を保育者が伝えるとすぐにマスターし、次にはあやとりの本を出して来たり、家から持って来たりして、やりたいものを保育者と一緒にさがし遊んでいます。
  給食の後のちょっとした時間、また戸外へ出る時も「ソトニモッテイク」と言って、数人で園庭に座りこんで遊んでいます。繰り返し遊んでいるうち、最初はうまく糸が指にかからなかったり、うまくはずせなかったりしたのができるようになり、また、一本の糸から次から次に形が表れてくる面白さも分かるようになって、楽しさが尽きないようです。
  この遊びを通して、友達同士教えあいながら、見て覚えてできる楽しさや、お互いに出来た喜びを共有し、関係をより深めているようです。子供は目新しい遊びをすぐに吸収して遊べるので、これからもアッと驚くような楽しい遊びを提供したいと思います。