きのもと 8月号  平成18.8.1 木之本保育園
 
 暑中お見舞い申し上げます。            
 先月の夕涼み会は、前日までの悪天候を心配しましたが、当日は上天気となり、おおぜいの方々に参加していただき、無事終えることができました。ありがとうございました。
 7月は梅雨空が続き、子どもたちの大好きなプール遊びや水遊びが十分出来なくて、残念でした。今月は良い天候に恵まれるように祈りたいと思います。梅雨が明け急に暑くなると熱中症にかかるお子さんもいると思います。保育園では戸外で遊ぶ時間を短くし、遊んだあとは水分補給をこまめに行うようにしています。暑さで子どもたちが体調をくずさないよう適切に休息をとりながら、毎日元気に過ごせるように心がけたいと思います。

今月の目標
・異年齢の友だちと一緒に、夏の遊び(プ−ル遊び、水遊び、絵の具、どろんこ遊びなど)を思いきり楽しむ。
・異年齢交流の遊びの中で、いたわりの気持ちや、思いやりの気持ちをもって、小さい組の子の世話を喜んでしようとする。
今月の行事予定

2日(水)
保育指導 保育事業室より指導員が来園され、保育について指導をうけます。
4日(金)
職員研修 ご家庭で保育可能な方は、ご協力をお願いいたします
7日(月)
3.4.5年生
同窓会
在園児と一緒に遊んで交流をします
8日(火)
避難訓練 戸外へ出る練習をします
13日(日)〜15(火)
お盆 お墓参りをして祖先をしのびましょう
23日(水)
にこにこママルーム  
誕生会 8月生まれのお友達をお祝いします
24日(木)
6年生同窓会(午前10時より)
高校2年生同窓会(午後4時より)
ご近所の方にお伝えください

※今月は、職員が交替で研修に出かけたり、休暇をとったりしますので、異年齢 混合保育となる日もありますので、ご了承ください。
※9月7日(木)はすみれ組の子ども達が「ぞうさんクラブ運動会」に参加します。ご都合のつく親さんはどうぞご参加ください。
※9月9日(土)は廃品回収です。どうかよろしくお願いいたします。

◆夕涼み会ご協力ありがとうございました◆
 夕涼み会には大勢の方々にお手伝いをしていただいたり、ご参加をいただきありがとうございました。天候の心配もなく、皆様のご協力で楽しい催しになったことを嬉しく思います。
 「おばけやしき」「スイカ割り」に子ども達の人気が集まったようですが、来年も子ども達が様々な経験ができますように工夫したいと思います。また、お父さん方の参加がもっと多くなりますよう、ご協力をお願いします。
◆お子さんの思いを受け止めていますか◆
 
忙しく、仕事に精一杯の親さんの中には、保育園でお子さんがどんな事を考え、どんな友達とどんな遊びを楽しんでいるのかお子さんに聞いておられるでしょうか?

保育園では  
  ・親さんに甘えたくても十分甘えられず、保育者にくっついて甘えている子
・いつも「早くしなさい!」とせかされているようで、落ち着かない子
・親さんの仕事が忙しく、相手になって貰えず淋しい思いをしている子
・お子さんが自分で出来ることでも、親さんが手を出して過保護にしている子
  などの姿が気になります。

親さんと1日8時間以上離れて生活しているお子さんです。親さんに甘えて来るのは当然です。帰宅後、たとえ10分でもじっくりスキンシップの時間を持ってくださるとよいと思います。満足した後は一人で遊ぶようになります。
お子さんが話しかけてきた時には耳を傾け、お子さんの言いたいことを受け止めるようにしましょう。親さんに話を聞いてもらえる体験はお子さんにとって、自分の思いを受け止めて貰えた喜びにつながります。
3歳以上になりますと、約束を守ったり、大人の話を聞いて、自分で自分の事をしようとするようになりますが、まだまだ大人の見守りと援助が必要です。生活習慣のしつけは根気よく続けましょう。ひとりで上手に出来たときには十分ほめ、自信をもたせるようにしましょう。
簡単なお手伝いをさせましょう。お手伝いをすることでお子さんは様々な経験をします。家族の一員としてお手伝い出来たときには、そのことを認めてほめましょう。お子さんは達成感や充実感を味わうことと思います。
(食事の時食器を並べる・新聞を取り入れる・洗濯物をたたむ・履き物を揃える・花に水をやる  など ご家庭でできるお手伝いを考えましょう)

クラスだより 
 今年1年間の各クラスの「保育のねらい」を箇条書きにしてみました。お子さんにとって保育園が楽しい場所となるように努力をしたいと思います。
◇ すみれ組(5歳児)・・・・・・『朝顔の花がたくさん咲いたよ』
 5月中旬に朝顔の種をまき、植え替えをしたり、観察画を描いたりしてきました。植えた直後は、水やりをするように保育者がその都度声をかけるようにしていましたが、雨が降った後でも水やりをしようとする子がいたので、どんなときに水をやればよいのかを話し合い、栽培図鑑を見たりして知らせると、自分から気づいて朝や夕方に水やりをする子がいました。毎日世話をしながら「ハッパオオキクナッタ」「ボクノ(ツルガ)ナガクナッタ」と成長を喜び、6月中旬に花が咲いたときは「アッ、〇〇チャンノガサイタ!」「ボクノハ イツサクノ?」と喜んだり心配したりしていましたが、沢山咲き始めるとどの子もとても嬉しそうでした。今後も動植物の飼育や栽培を通して、どのように生育するのかに興味を持ったり、不思議さに気付いたり、また、大切に育てる気持ちが持てるように働きかけたいと思います。
◇ さくら組(4歳児)・・・・・・『楽器あそび、楽しかったよ!』
 発表会では三拍子のリズム打ちに挑戦しました。はじめのうちは手や、ひざ、などを打ったり、友だちとペアになったりして、体を通して三拍子のリズムに慣れるようにしました。カスタネットやタンブリンなどの楽器を打つようにするとなかなかリズムに合わせて打つことは難しいようでした。何度か繰り返して練習するうちに、少しずつ打てるようになり、太鼓、タンブリン、鈴、カスタネットの楽器を交代しながら一人ひとりが、様々な楽器に触れ、それぞれ違うパートを打つことを楽しむことが出来ました。他のクラスの発表にも興味を持ち、特にすみれ組が歌った「ヤンチャリカ」や「オペレッタ」の歌をよく覚えていて、振りを付けながら歌うことを楽しんでいます。7月の誕生会にはすみれ組やたんぽぽ組の子と一緒にみんなで楽しみました。
◇ たんぽぽ組(3歳児)・・・・・・『雨上がりに散歩にいったよ』
 6月は暑い日が続いたのに、プ−ルが始まると雨が続き「プ−ルオヤスミ‥‥」と残念そうにしているたんぽぽ組の子でした。そこで、雨が上がったあと、お日様がでてきたので散歩に出かけることにしました。雨上がりで雨のつぶが葉っぱや車についていてキラキラしているのを見つけて「ピカピカヤネ」と子ども達は大喜びです。大きな木の下に入り木をゆすって雨のしずくを降らせたり、水たまりに入ったりして梅雨時ならではの遊びに大喜びでした。途中で家庭菜園のトマトが実っているのを見て「アオイフクハ、スッパイ」「ア、コレタベレル」と話し、食べたそうでした。雨は大人にとっては嫌なものですが、子どもは水たまりの水に自分が映っているのを発見したり、ナメクジ、ミミズなどの生き物も見ることができ、楽しい散歩となりました。

◇ ばら組(2歳児)・・・・・・『のりでペッタンしたね』

 6月の父の日の製作の時に、初めて糊を使いました。手に糊を沢山つけたり、紙の上に糊をぬるということが分からずベタベタに糊を付けたり、何回も手を拭いたりしている子がいました。7月になり個人用の糊を使ってみることにしました。持ち主が分かるようにマ−クシ−ルが貼っておいたら「コレ〇〇チャンノ」と友だちのシ−ルを見て名前を呼んでいるので、日頃よく見て理解しているのに感心しました。   糊をつける時には「ダンゴムシくらい、指につけるんだよ」と毎回知らせ、夕涼み会用のうちわに一人ひとりの好きな紙をを自分で選んで貼りました。まだまだ上手につけられませんが、糊をつけることを嫌がる子もなく、一枚貼るごとに「ミテミテクッツイタ」「モットスル」と言いながら根気よく貼ることができました。
◇ もも組 (0・1歳児)・・・『先生とおはなししているね』
 最近、言葉が発達して「コレハ?」と聞きにくる子が増えています。様々な事に興味をもつようで「○○ちゃん」と友達の名前を言ったり、動物や物の名前を覚えて「ワンワ」とか「ジドウシャ」などと単語で話しかけてきます。また、言葉がはっきり言えない子は、「あっ!あっ!」と興味をもった物を指でさして知らせます。その度に必ず顔を見て「自動車きたね」「ワンワがいるね」「○○みつけたの?すごいね」などと、子どもの気持ちを受け止め、言葉を添えるようにしています。子どもの思いを受け止め、言葉を返すと、子ども達は笑顔でうなずいたり、片言を発したりしています。0歳児の中には「アーウー」「マンマ」「バイバイ」など片言も言えるようになり、クラスの中が賑やかになってきました。