きのもと 5月号  平成20.5.1 木之本保育園

 青空高く鯉のぼりが泳ぎ、新緑がいっそうまぶしく感じられる季節になりました。
進級、入園して1か月が経ちました。子ども達も新しい環境に慣れ、戸外で友だちや保育者と一緒におにごっこやおだんご作りをして元気いっぱいに遊んでいます。
 五月は一年中で一番過ごしよい季節です。公園に出かけ、五月晴れの下で友だち同士のふれあいを楽しみながら、様々な遊びを楽しみ仲良しの輪を広げたいと思います。

☆堀口先生が叙勲の栄に浴されました☆

 この度の春の叙勲において、本園の主任保育士 堀口朋子先生が、児童福祉の功労により瑞宝単光章の叙勲の栄に浴されました。既に新聞等でご承知の方もおありですが、ここに謹んでご報告致します。
今月の目標
・戸外で好きな友達と一緒に、さまざまな遊びを楽しむ。
・遊びの簡単なきまりや約束があることに気づき、友達と遊ぶことを楽しむ。
今月の行事予定

3 日(土)
憲法記念日 日本の憲法が生まれた日です。各ご家庭では、お子さんとどんなきまりを作っていますか?
4 日(日)
みどりの日  
5 日(月)
子どもの日 お子さんを中心にして、親子のふれ合いの時間を作りましょう。保育者と一緒に作った鯉のぼりを飾りましょう。
6 日(火) 振替休日
9 日(金)
・県仏教会 「花まつり」に参加 すみれ組の子ども達が金公園から柳ケ瀬商店街をパレードします。
11日
母の日 お母さんへの感謝の気持ちを、手作りのプレゼントで伝えたいと思います。
13日(火)
・身体測定
(すみれ・たんぽぽ・もも組)
※ 着脱しやすい服装で登園し、衣服には必ず記名をお願いします。
14日(水)
・身体測定
(さくら・ばら組)
 
15日(木)
・にこにこママル−ム 講師の都合で日にちを変更しました。
「子育てが楽しい!」と感じられるよう、毎月テーマを決めて話し合います。是非ご都合をつけてご参加ください。
16日(金)
・避難訓練
・内科検診
今月は地震を想定して、机の下にもぐる練習をします。
17日(土)
・廃品回収(さくら組)
・親睦会役員会
(10:30〜 12:00)
22日(木)
・遠足 「138タワーパーク」へ親子で行きます。詳細は後日お渡し致します。
23日(金)
・誕生会 5月生まれのお友達をお祝いします

◆お知らせ◆
6月11日(水)に親さんの研修会(講演会)と給食参観・試食会を行います。詳細は後日お知らせします。          是非、大ぜいご参加くださいますようにご予定ください。
◆家庭訪問のお礼◆
先月行いました家庭訪問では、お忙しい中、ご協力をいただきありがとうございました。お子さんのご家庭での様子をいろいろお聞きすることができました。これからも保育園とご家庭がよく理解しあいながら、協力しあってよりよい子育てに努力をしたいと思います。下記のようなことでご相談があるときは、遠慮されずにご相談ください。
お子さんのことで、疑問に思われたこと、気になることがありましたら、早めにお知らせください。
ご家庭でお子さんについて悩んでおられる事がありましたら、保育園でもご相談にのります。
秘密は守りますのでどうぞお知らせください。
保育園の行事はご都合のつく時には、ご参加くださるようにお願いいたします。
お子さんの保育園での姿や、同年令や異年齢のお子さんの様子を見るよい機会だと思います。
ご両親、おじいさん、おばあさん、どなたでも歓迎いたします。
忙しいとは思いますが、町内や各校区の行事には出来るだけ参加をして、地域の方々と仲良くなるようにしましょう。
◆子育てについてご協力のお願い◆
*生活リズムの乱れを整えましょう。
近年、お子さんの生活リズムが乱れ、お子さんの発達に様々な影響を及ぼしていると報じられています。昔から「早寝、早起きは三文の得」と言われていますように、お子さんにとって生活リズムが規則正しいことは、情緒が安定し、健全な発達につながります。お子さんの夜の睡眠時間は10時間たっぷり眠れるように工夫しましょう。
(夜9時には寝て、朝7時には起きられるように)
*朝食は必ず食べさせましょう。(1日の活動のエネルギ−が必要です)
*離乳食から幼児食への切り替えはあわてず、お子さんの健康状態に合わせて行いましょう。
離乳の完了は、厚生省より「1年半をめやすにする」との指針が示されています。
「食べるから」と早くから量を多く与えたり、いつまでも「どろどろ」の状態の食品を与えていますと、「モグモグ」「カミカミ」ができない子になります。 また、アレルギー発症の原因にもなるようですから気をつけましょう。  
*親子のふれあい、地域でのふれあいを心がけましょう
・お子さんが、親さんに甘えてきた時には応えてあげましょう。
 10分位相手をしたら、お子さんの好きな遊びに誘いましょう。親さんとのふれあいに満足するとお子さんは、
 自分の好きな遊びを楽しむようになります。
・休日はどこかに遊びに行くことが「親子のふれあい」と考えておられる親さんがおられるようですが、
 ご家庭でお子さんに「お手伝い」をさせることは、お子さんが家族の一員として仲間入りでき「ふれあい」の時間と
 なります。
・長時間保育のお子さんは、降園後、友達と一緒に家の近くで遊ぶことが少ないようです。
 土曜日や日曜・祭日には地域の子どもさんとの交流を心がけるようにしましょう。 
クラスだより 
 今年1年間の各クラスの「保育のねらい」を箇条書きにしてみました。お子さんにとって保育園が楽しい場所となるように努力をしたいと思います。
◇ すみれ組(5歳児)・・・・・・『スミレサンハ センセイミタイ!』
 すみれ組は2階の真ん中の部屋です。歌あそびの時「夜が明けた」の歌を歌っていると隣のさくら組の子が興味深そうにガラス戸越しに見ています。そこで、さくら組と一緒に歌うことにしました。また、「こどもの日」の歌を歌う時には、歌に合わせて手をつないだり、スキップをしてリズム遊びを楽しみました。さくら組の子がこいのぼりを作る時に手伝うことにしました。「間違って作っていたり、出来ない子には教えてね」と頼むと、こいのぼりを切り取る時「ココマデキルノヤヨ」とか「カミヲコウヤッテモツトイイヨ」と教えたり、手伝ったりすることができました。時には、たんぽぽ組へも出向いて教えることもあります。「スミレッテ センセイミタイダネ」と言いながら、年下児に優しく教えたり、手伝ったり、世話をしたりすることが嬉しいようです。これからも、異年齢児と関わりながら、様々なことを学んで欲しいと思っています
◇ さくら組(4歳児)・・・・・・『友達と一緒に遊ぶの たのしいよ!』
 進級して広い部屋になり、子ども達はとても嬉しそうです。新入児は、ばら組の時に一緒にいた友だちなので、みんなとすぐに親しくなることができました。たんぽぽ組の時は1組、2組に分かれていたので、みんなが一緒に遊ぶ楽しさが味わえるようにと「いす取りゲーム」や「ジャンケン列車」「フルーツバスケット」などの集団遊びを楽しむようにしています。遊びに誘うとはじめは負けることや、鬼になることが嫌で遊びに参加できない子や、思い通りにならないと怒って参加しない子がいました。しかし、その都度ルールを守って遊ぶことの大切さや、勝ったり負けたりすることの面白さを伝えるように話すと、今ではクラスみんなで集団遊びを楽しむようになってきました。今後も友達と充分関わりをもって遊べるように工夫したいと思っています。
◇ たんぽぽ組(3歳児)・・・・・・『たんぽぽくみさん うれしいな』
 たんぽぽ組になり、2階の部屋へ上がることがとてもうれしいようです。カバンを肩に掛け「ヨイショ、ゾウサンノオテテダネ(右側通行)」と言いながら階段を上がります。
 また、保育者が「カバンの中からお帳面や連絡帳をだせるかなー」と訊ねると「モウダシタヨ」「デキタヨー」とそれぞれの場所に上手に出し入れができるようになりました。一人ひとりのロッカーには自分の遊びの道具が入れてありますが、そのことが嬉しいようで、お道具箱の中の物をみんなで確認する時、保育者が「これは何かな?」と質問すると「ノリ!」「ネンド!」などと大きな声で答え「ハヤク ヤリタイナー」と楽しみにしています。 給食のナフキンの包み方、椅子の出し入れ等、ばら組の生活と少し変わり、新しいことを楽しんでいます。自分でする楽しさが味わえるように援助したいと思います。

◇ ばら組(2歳児)・・・・・・『自分のマークを覚えたね』

 もも組から進級した子達は担任がかわり、新入園のお友だちは初めて親元から離れ、一人ひとりが新しい環境の中で過ごしています。初めのうちは戸惑い、涙の出る子もいましたが、少しずつ園生活に慣れてきたようです。毎日の生活の中で、タオル掛けやカバン掛け等に子ども達が自分でわかるようにと、それぞれ好きなマークを貼っています。手洗い後、タオルで拭く時に保育者が「○○ちゃんは○○のマークね」と一人ずつ知らせていくと、数日のうちに「ボクハ○○ノ、マークダネ」とわかるようになってきました。 また、給食の時も、カバン掛けのシールを見て「○○アッター」と指で差して、嬉しそうに準備をしています。「○○ちゃん、自分で出来たね」と声をかけると嬉しそうです。保育者が手を添えながら、自分で出来たという喜びが味わえるようにしたいと思います。
◇ もも組 (0・1歳児)・・・『保育園に少し慣れたようです』
4月当初は登園した時にお母さんやお父さんと離れると不安になり、ぐずって泣いたり後追いしたりする姿がみられましたが、保育者が笑顔で「○○ちゃん、おはよう!」「先生やお友だちと○○して遊ぼうね」等と言葉をかけながら迎え、抱っこやおんぶをすると不安な気持ちが少しずつ和らぎ、徐々に保育者の顔を見ると子ども達の方から手を出し、抱かれるようになりました。また、保育者を見つけて抱っこやおんぶを要求したり、保育者のひざに座ったりするようにもなりました。朝のご挨拶の歌や「ちゅうりっぷ」「アンパンマンの歌」などを保育者が歌うと、少しずつ保育者の動作を真似して、お辞儀をしたり、手を叩いたり体をゆすったりしています。年長のすみれ組の子達が、もも組の子を見ると「かわいい!」と言って寄ってきて、かわいがっています。