きのもと 6月号  平成20.6.1 木之本保育園
 
 先月行いました遠足は晴天に恵まれ、子ども達は親さんや友だちと一緒に、戸外での様々な遊びを十分楽しむことができました。特に、子ども達は暑い日だったので「水遊び」が楽しかったようです。ご協力ありがとうございました。今月は梅雨入りと共に、じめじめしたうっとうしい季節となります。子ども達は園生活のリズムに慣れ、落ち着いて活動や遊びに取り組むようになりましたが、雨の日は室内での遊びを様々に工夫して楽しく過ごせるようにしたいと思っています。
 また、この季節にしかできない小動物や植物とのふれあいなども、子ども達と一緒に十分楽しみたいと思っています。

今月の目標
・梅雨期を健康に過ごせるよう、身の回りを清潔にしようとする。
・仲良しの友達と、さまざまな遊びを楽しむ。
・梅雨期の自然に興味や関心を持ち、身近かな小動物に親しむ。  

今月の行事予定

1日(日)
衣がえ ※夏のスモックやユニフォ−ムに着替えましょう。
※名札等のつけかえ、記名の点検をお願いします。
2日(月)
水筒使用開始 戸外へ出る練習をします。
4日(
歯の衛生週間 歯みがきを忘れず行い、よい習慣をつけましょう。
誕生会  
5日(木)
時計博物館見学 1組、2組の子ども達が岩田時計店で見学します。
10日(金)
時の記念日 子ども達が工夫して作った時計を持ち帰ります。毎日の生活に関連づけて、時間に関心をもたせましょう。
6日(金)
おやつパーテイ  
10日(火)
時の記念日  
11日(水)
・講演会
「お話と絵本の読み聞かせ」
・講師 三羽 佐和子先生(東海学院大学 教授)
※給食参観・
給食試食会・交通指導
(役員さん担当)
・園児検便 予備日 (5月に未提出の方は提出をお願いします)
15日(日)
・父の日
お父さんありがとう!
16日(月)
・避難訓練
・英語教室
 
18日(水)
・じゃが芋掘り  
21日(土)
・廃品回収
当番…たんぽぽ組
・役員会  
24日(火)
・シルエット劇場  


【お 知 ら せ】
7月5日(土)午前中に七夕生活発表会を予定しています。
7月の発表会はリズム表現(お遊戯)・うた・楽器遊び を保護者の方々に観ていただきたいと毎年行っています。
もも組を除いた4クラスが発表会に参加します。お子さん達の保育園での様子をどうぞご覧ください。



★メール配信テストについてのお願い
 先月、緊急時の対応のため、園からのメール配信を希望される方々に登録をしていただきました。登録された方を対象に5月28日(木)、保育園よりテスト配信を致しましたが、メールを受信されていない方がありましたら、保育園までご連絡をお願い致します。
★園児のケガの防止に向けて
今年度から顔を引っ掻かれて皮膚から血がにじんでいたり、皮膚が剥けていたりした時には病院で診察をしていただくようにしています。今年度4月には、つまずいてケガをした子が2人、5月には、友だちに引っ掻かれて傷ができた子が2人ありました。原因は友だちとの玩具の取り合い、また、友だちに自分の思いを聞き入れて貰えなかった、体のバランスがうまくとれずにつまずいて転んだ……などが原因です。
子どもの発達段階から考えますと

*1・2歳児…(1)歩行が出来るようになり、あちこち探索活動をします。
          (2)言葉でうまく伝えられず、引っかいたり、噛みついたりします。
          (3)体のバランスがうまくとれず、ちょっとした段差や凸凹でつまずいて転倒することが多いので、
           保育者は子ども達がどこで遊んでいるかを見守りながら、安全を確認するようにしています。

*3歳児…(1)基礎的な運動能力は一応育ち、言葉も自由に話すようになってきます。
        (2)友だちと遊ぶ楽しさがわかり、簡単な約束事が守れるようになります。
        (3)遊びが大胆になり、友だちとの思い違いによるトラブルが生じ、仲良しの関係でもすぐけんかが始まり、
         また仲直りをして遊びます。  
       (4)必ずケンカの原因を保育者が仲立ちをして聞くようにしています。

*4〜5歳児…(1)自分の思いのままに体が動き、走る、跳ぶ、投げるなど、個人差はありますが様々な運動遊びを
            楽しむようになります。      
          (2)リレー、ドッチボール、縄跳びなどに自分から挑戦し、活発に友だちと全身を動かす遊びを
           楽しむようになります。
          (3)4歳頃からはケンカをした時に、保育者が仲立ちをして双方の思いを聞き、伝えるようにすると、
           友だちの気持ちや立場を理解して仲直りが出来ます。  

 保育園ではこのように、その年齢なりの子ども達の発達の姿や行動を見守りながら、子ども達のケガが少なくなるように、職員全員で子ども達の行動や思いを理解するように努力しているつもりですが、時には思いもかけない事故となることがあります。保護者の方々に安心していただけるよう、対応を心がけているつもりですが、お気づきのことがありましたらお知らせください。
★「英語教室」が始まります                     
6月5日(木)から、アンガス先生(オーストラリア出身)にお願いして、英語教室が始まります。月2回、すみれ組・さくら組・たんぽぽ組を指導していただくことになりました。簡単なあいさつ、ゲームで単語を教えていただいたり、ギターに合わせて英語の歌を歌ったりします。子ども達は先月30日に体験学習をしましたが「英語教室楽しかったよ!」と話していました。

 

クラスだより 
◇ も も 組……『戸外遊びが大好きです』
 保育者が「お外で遊ぼうか?」と声をかけると子ども達は走って玄関へ行きます。保育者が「〇〇くん(ちゃん)のクック(靴)はどこかな?」とたずねると自分の靴を探し「アッター!」と嬉しそうに保育者に持ってきて靴を履かせてもらいます。園庭では砂場で保育者と一緒にカップや空箱に砂を入れてご飯やケーキなど見立てて遊びます。砂を入れたコップを保育者に差し出し、保育者が食べる真似をして「ごちそうさま」と言うと、また、次の保育者のところへ持っていって繰り返し遊びます。給食の時間になるので、片付けるように呼びかけると「まだ!」と訴えています。保育者が「また後で遊ぼうね」と声をかけると片づけ始める子もいます。室内でも抽出しやおもちゃ箱から好きな玩具を見つけ、保育士に見守られながら探索活動をして遊んでいます。 
◇ ば ら 組……『トイレで おしっこ しようとしています』
 最近、保育者が「トイレでおしっこしようか?」と誘うと、自分からズボンやオムツを脱いでトイレに行きます。トイレではオマルに座ったり、男の子は便器の前に立ったりして、タイミングよく排尿する子もいます。保育者に「デタヨー」と嬉しそうに知らせるので「ほんとだねー、ちゃんとできたね!」と誉めると、ニコニコ笑顔でとてもうれしそうです。また「オニイサンパンツニナルデー!!」と大きい組の子のようにパンツで過ごすことにあこがれている子もいます。トイレから出た時には、スリッパを後ろ向きに揃えたり、手を洗ったり等、保育者と一緒に行うことで、少しずつ自分でしようとする子もいます。まだ個人差があり、その子なりの様々な理由でトイレに行くことを嫌がる子もいます。その場合には、気持ちを受け止め、無理強いしないようにしています。
◇ たんぽぽ 組……『エンソクゴッコ タノシイヨ』
 遠足を体験した子ども達は紙袋を利用してリュックサックを作りました。また、弁当のおにぎり、ウインナやお菓子も紙を丸めたり、クレパスで色を塗ったりして作り、「エンソクニイコウ!」と遠足ごっこを楽しんでいます。出かける前にお弁当をつめたり、 リュックに入れたり出したり、リュックを背負って室内を歩いたりするのが楽しいようです。行き先は近所へのお散歩です。まだ一人でリュックがじょうずに背負えず「ヤッテー」と保育者に言ってくる子、中には上下を逆さまに背負い、歩くたびにリュックからお弁当が転がったりする子もあり、出発までに30分程かかります。遠足の途中では花についている虫を見つけ「アッ アオムシガイル!」としばらく観察しています。これからも友達と関わりが楽しめるよう、様々なごっこ遊びを行いたいと思います。 
◇さくら 組……『お片づけ頑張ってるよ』
 子ども達が次の活動にうつる時、保育者が「もうそろそろ片づけをしてお部屋に入ろね」と声をかけると、遊びを止めて片づけが出来る子と出来ない子がいました。子ども達のもっと遊びたいという思いを受け止めるようにしながらも、4歳児の発達段階を考えると、「みんなと一緒にしよう」と集団で活動することの大切さを話すようにしました。保育者の片づけの合図で、「一人ひとりが遊びを止められたか」の確認をしてから片づけに移ったり、遊びの見通しが持てるように、時計の「長い針が〇にきたら片づけようね」と知らせたり、次の活動の楽しさを伝えたりすることで、徐々に「行動に移そう」とする子が増えてきました。これからも繰り返し声をかけ、みんなで出来た時には、十分誉めて、きれいに片づいたことの気持ちよさが分かるようにしたいと思っています。
◇ すみれ 組……『ハ−モニカッテタノシイネ』
 先月から「ハ−モニカ遊び」を始めました。ハーモニカを持つ時の姿勢や持ち方、保育者の手の合図でハーモニカのどこの音を出すのかなどの約束を覚えています。遊びが始まると「アッオトデタ!」「ハ−モニカノオトヤ!」などと嬉しそうに話し、毎回楽しみにしています。「子犬のマ−チ」のリズムに合わせて「ハ−モニカ体操」をしながら、真ん中の音は「ソ」、左は「低いド」、右は「高いド」などを理解して「どんぐりころころ」の曲に合わせて吹きました。どの子も保育者の手の合図をよく見て判断して吹くことができました。子ども達は「スグフケルデオモシロイ」と言って楽しんでいます。子ども達に「明日は何曜日?」と問いかけて、ハーモニカを持ってくる日を知らせていますが、忘れてくる子もいますので、お家のほうでも声をかけてくださるようお願いします。