きのもと 9月号  平成20.9.1 木之本保育園
 
 北京でオリンピックが開かれ、子ども達も様々な競技に関心を持ち、テレビの前で応援をしたり、新聞に掲載されている選手の写真を切り抜いて、2階の廊下に貼ったりしました。特に北島康介選手の活躍が印象深かったようです。10月には運動会が行われますが、一人ひとりが自分の力を発揮してほしいと思います。
 9月になり、夏の疲れがでやすい時期です。子ども達の体調に十分気をつけながら、体を動かして遊ぶ楽しさや、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを十分に味わえるように配慮し、運動会を迎えたいと思います。

今月の目標
・夏から秋への季節の変化に、興味や関心をもつ。
・クラスの友達や異年齢の友だちと、戸外で体を動かして遊ぶことを楽しむ。
・身近にいるお年寄りと親しみ、敬老の行事に関心を持つ。
今月の行事予定

1日(月)
・防災の日 日頃の備えが大切です。
非常口、非常持ち出し品などを点検しましょう。
2日(火)
・避難訓練 地震を想定して戸外に出る練習をします。
4日(木)
・プール 終了  
5日(金)
・夕涼み会ごっこ 園児全員でゲームや盆踊りを楽しみます。
・午睡終了 (たんぽぽ・さくら・すみれ組)
9日(火)
・誕生会  
・身体測定 すみれ組・さくら組(身長、体重、胸囲を測定します)
10日(水)
・身体測定 たんぽぽ組・ばら組・もも組
11日(木)
・園の敬老会 お世話になっている祖父母の方々とふれあいます。
12日(金)
・ケアコ−トみやこ訪問
15日(月)
・敬老の日 身近におられるお年寄りに感謝しましょう
17日(水)
・にこにこママル−ム  テーマ「年長児の運動遊び」
20日(土)
・廃品回収 (すみれ組・親睦会役員さんの当番)
・親睦会役員会  
22日(月)
・親睦会総会 運動会について話し合います。
(詳細は後日お知らせします)

★ 運 動 会 について
今年の園の運動会は10月5日(日)、木之本校区市民運動会は10 月12日(日)です。ご協力をお願いいたします。
★ 台風時の登降園についてお願い
台風の上陸するシーズンとなって参りました。先日、「台風についてのお知らせ」のプリントをお配りしましたが、台風が近づいて来た場合、次のような処置をとっていただきますよう、重ねてご協力をお願いいたします。
1.

暴風雨警報が発令された場合は、解除になるまでご家庭で待機し、登園を見合わせてくださるように
お願い致します。                
  ※休園の場合は、岐阜ラジオで午前 6時55分に連絡があります。
2.

保育園は市役所からの通達がない限り、休園することはありません。
注意報が発令された時は、ご家庭でそれぞれ判断されて登園を見合わせるな り、保育時間中であれば、
出来るだけ早くお迎えをお願いいたします               

.

お子さんの保育時間中に警報が発令された場合は、その時点で保育園と連絡をとってくださるように
お願いいたします。

★お子さんとのコミュニケーションを楽しんでいますか?★
最近、親子の関係がうまくゆかないことを根にもって、子どもが親を殺したり、「相手が誰でもよかった」と、関係のない他人の命を奪ってしまう事件が多くなり、「子育ては大変!」と子育てに負担感や孤立感を一層募らせている親さんが多くなっているようです。
我が子が「思いやりのある優しい子」「健康で明るい子」「困難にくじけない子」になってほしいと願わない親さんはおられないと思います。人生の根っこの部分にあたる乳幼児期を大人がどのように対応すればよいのか、「人間関係のいい子に育てる本」(金盛浦子 著)より抜粋しました。

(1)赤ちゃんの「泣き」の意味を理解することがスタートです。
・赤ちゃんが泣いて訴えている原因を探りましょう。
 「オムツが汚れたかな?」「お腹がすいたかな?」「どこか痛いのかな?」などと話しかけながら、
 適切な対応を心がけます。このことがコミュニケーションの始まりです。
 赤ちゃんの「泣き」を放置しておくことは止めましょう。
(2)乳幼児期から小学校高学年頃までは、甘えて来たときには、応えてあげましょう。
・お子さんの自立を急ぐあまり、厳しく育てようとしていると、逆に自立を遅らせることになります。
 また、自己肯定感の感じられない子に育ちます。
(3)お子さんといっぱい言葉のキャッチボールをしましょう。
・お子さんが話しかけて来たとき、何かに夢中になって遊んでいる時など、お子さんときちんと向き合って話しましょう。
 また、テレビやビデオをお子さん一人で見せておくのではなく、時には一緒に見ながら、親さんの感想や、
 共感したことなどをお子さんと話し合いましょう。  
 
お子さんとコミュニケーションをとり、お子さんが大人への信頼感をもつようにしましょう。
 
★お知らせとお願い★
1.お子さんの健康状態に気をつけましょう
夏の疲れがでる時期です。身体がだるい、食欲がない、イライラしておこりっぽい、などの症状が見られましたら、十分な睡眠と栄養のバランスを考えた食事を心がけましょう。
2.運動靴の使用について
水遊びをするためにサンダルを使用していましたが、9月5日(金)からは、運動靴をはいて 登園するようにお願いいたします。
※ 靴のサイズを確かめ、名前をはっきり書いてくださるようお願いします。
 
クラスだより 
★も も 組  「脱いだり、はいたりしようとしています」
 夏の間、プ−ルや水遊びをすることで、パンツやズボンを脱いだり、はいたりする回数が多くなりました。保育者が「パンツぬごうね」と言葉をかけると1歳児の中で、自分から脱ごうとする姿が見られるようになりました。保育者が手を添え、片足ずつ脱げるようにしたり、ズボンを上にあげるように援助したりしています。年齢的には、衣服の着脱がまだ自分で出来る時期ではありませんが、着脱に興味を持ち友だちの真似をして自分でやってみようとしているようです。保育者が子ども達に「できるかな?」「ほら、できたね」などと話しかけながら、子ども達のやってみようとする気持ちを受け止め、子どもの姿を認めてほめるようにしています。子ども達が徐々に自分で出来る喜びを味わえるよう、これからも援助したいと思います。
★ば ら 組  「水あそびを楽しんでいます」
 プール遊びが始まった頃は、顔に水がかかると嫌がる子、大きいプ−ルに入ることを嫌がる子がいました。嫌がる子にはプールへ無理に誘うのではなく、流しに水をためたり、たらいに水を入れたりして水遊びが楽しく出来るようにしました。子ども達は、ゼリーのカップやシャンプーなどの空容器に水を入れたり、保育者が「雨が降ってきたよ〜」と高いところからジョウロで水をかけたりして遊ぶうちに水と仲良しになってきました。今ではプ−ルの中で♪カメさんのさんぽ〜♪と歌いながらカメになって泳いだり、足をバタバタさせたりして遊んでいます。水が苦手だった子も少しずつ平気になり、水が顔にかかると手で拭いてはまた遊ぶようになりました。オムツからパンツに移行した子は屋上の大きいプ−ルでダイナミックに遊びを楽しんでいます。
★ たんぽぽ組 「絵の具でいっぱい遊んだよ」
プールに入る前に水着姿で絵の具遊びを楽しんでいます。最初は絵の具の容器に違う色の絵筆を入れ、色が混ざってしまうこともありました。その都度、何回も保育者が同じ色の容器に入れるよう知らせ、友だち同士で「チガウヨ、コッチダヨ」とお互いに教え合ったりして、同じ色の場所に筆を戻すことができるようになりました。今は重ねぬりをすることが楽しいようで、画用紙や段ボールを用意すると何色も塗り重ね、「アッ、ムラサキニナッター」「キミドリニナッタ!」と新しい発見をして喜んでいます。遊びの約束も子ども達と話し合いながら上手に遊べるようになりました。遊びの後、絵の具が水着や体についても気にすることなく、その後プールに入るのも楽しいようです。これからも存分に絵の具遊びを楽しませたいと思っています。   
★さ く ら 組  「プ−ル遊びの約束を守って遊んでいるよ」 
 プ−ルの用意をする時、なかなか準備に取りかかれない子や「センセイ、ヤッテ」と保育者を頼る子、脱いだ衣服をたたむのを忘れる子など様々な姿が見られました。ユニフォームの脱ぎ方が分からない子には、袖口を引っぱって脱ぐ方法や、たたみ方なども知らせ、確認するとほとんどの子が自分で出来るようになりました。また、プールに早く入りたくて消毒漕に一瞬つかるだけで出ようとする子もいました。急に水の中に入ると心臓が驚いて止まったり、体を清潔にして入ることの大切さを繰り返し知らせると、少しずつ自分から気をつけるようになりました。子ども達はラッコ泳ぎ、水中ジャンケン、いるかジャンプなどダイナミックな遊びを楽しんでいます。約束を守り、様々な遊びに挑戦して、出来るようになった喜びを味わってほしいと思っています。
★す み れ 組 「プ−ル遊びは最高に楽しいよ!」
 プール遊びが始まった頃は、顔に水がかかるのを気にしている子が半数ほどいました。今年はほとんど毎日プール遊びが出来たので、毎回、水面に顔をつける方法を知らせては、保育者と一緒に練習をしました。8月に入ると全員が水面に顔がつけられるようになり、子ども達は毎日「ミトッテ」「ボクモ デキルヨウニ ナッタヨ」と見せてくれます。「すごいね!がんばったね」とほめると、より一層張切って練習をしています。お盆を過ぎた頃からは、顔をつけて浮く練習をしたり、フラフープを使って輪くぐりや人間輪投げなどをして楽しみました。オリンピックの影響もあり「キタジマオヨギ」と言い、平泳ぎ?バタフライ?自由形?らしき泳ぎ方にチャレンジをして楽しんでいる子もいます。水遊びが子ども達一人ひとりの自信となり、小学校でも元気いっぱい遊べるようになって欲しいと思っています。