きのもと 10月号  平成20.10.1 木之本保育園
 
 澄み渡った空、さわやかな風……と猛暑だった夏とはうって代わって、秋本番となりました。この時期は、子ども達が活動的にのびのびと園生活を楽しむ時です。今月は運動会や遠足など、子ども達が楽しみにしている行事が続きます。子ども達には大きな行事を経験しながら、一人ひとりが自分の力を発揮し、充実感や達成感を味わって欲しいと願っています。私達は着実に成長していくお子さんの姿をあたたかく見守ってゆきたいと思います。

今月のねらい
・戸外で友達と一緒に、跳ぶ・走る・歩くなどの運動を楽しむ。
・秋の自然に触れて、季節の変化に興味や関心をもつ。
・約束や決まりを守って遊び、あと片付けは、みんなで力を合わせてしようとする。
今月の行事予定

1日(水)
・衣替え  
5日(日)
・木之本保育園運動会  木之本小学校グラウンドで実施
8日(水)
・避難訓練 交通安全について
10日(金)、15日(水)
・眼科検診 眼科検診(さくら・たんぽぽ組)
12日(日)
・木之本校区市民運動会  10時50分集合
13日(月)
・体育の日 お子さんと一緒に、戸外で体を動かしましょう。
15日(水)
・誕生会  
17日(金)
・遠  足 梅林公園
18日(土)
・廃品回収 さくら組
・親睦会役員会  
20日(月)
・交通指導  
23日(木)
・園児検便・検尿 全員の提出をお願いします
24日(金)
・未就園児とのふれあい  ご近所のお子さんをお誘いください
28日(火)〜30日(木)
・すみれ組個人懇談  

11月の行事予定

1日(土)
・ふれあい動物園  
5日(水)
・さつまいも堀り 瑞穂市の畑にたんぽぽ、さくら、すみれ組が行きます。
芋掘りを体験したい親さんがおられましたら是非ご参加ください。
19日(水)、21日(金)
・保育参観 19日(たんぽぽ組・ばら組・もも組)
21日(すみれ組、さくら組)

★ お子さんの甘えに応えていますか?
ご家庭でお子さんの甘えがひどく、ひとりで洋服が着られるのにひとりで着ようとしない子、夕食の準備のときお母さんから離れようとしない子……など親さんを困らせているお子さんはいませんか?
1日9時間以上を保育園で過ごしているお子さんです。保育園で親さんと離れて過ごしているだけに、家庭ではいっぱいお父さんやお母さんにだっこやおんぶをしてもらいたい、遊んでもらいたいと思っています。
忙しくても、子どもさんが甘えてきた時には、たとえ10分でも相手になってあげてください。
甘えたい気持ちが満たされると情緒が安定して
 ・自分で遊びはじめる
 ・自分の事が自分でできるようになる
 ・お手伝いを喜んでする
 ・兄弟仲よく遊ぶ
 ・我慢ができるようになる
 ・聞き分けがよくなる
など、自立への足掛りがめばえます。
自分の身の回りの事ができるようになっているからと思っていても、時には親さんの手をわずらわせる事で甘えを満たしていることもあります。甘えと自立は表と裏の関係ですから、自分のことが自分で出来るようになった時や、兄弟仲よく遊んでいる時などは、認めてほめることも忘れないようにしましょう。
★ 読書の秋です!お子さんに本を読んであげましょう
日頃、お子さんは寝る前に「本、読んで!」とお父さん、お母さんにせがみませんか?
 読書の秋です。慌ただしい毎日ですが、お子さんに絵本を読んであげてはどうでしょう。 絵本の読み聞かせは……
   *お子さんとのスキンシップになり、親子のふれあいができます。
   *お子さんのことばの成長を助け、文字への興味や関心を育てます。
   *絵本への興味や関心を育て、本の好きな子になります。    
お子さんの中には同じ本ばかりを読んで欲しい子もいますが、面倒でも次の本に興味が移るまでは、何回でも読んであげてください。また、文字が読めるようになっても、幼児はすらすらと読めませんから、小学校3年生くらいまでは、親さんが読んであげることが、本好きの子を育てることになります。
絵本を読むときは「ゆっくりゆっくり語りかける」ように読みましょう。
 毎週、絵本を貸し出していますが、人気のある絵本をあげてみますと……
 ○も も組…「おなかがすいた」「トントントンだれのおうち」
 ○ば ら組…「もこもこ」「つみき」「はたらく じどうしゃ」
 ○たんぽぽ組…「はらぺこあおむし」「はじめてのおつかい」「かばくん」
 ○さくら組…「あいうえ おばけだぞ」「おしいれのぼうけん 」「11ぴきのねこ」
 ○すみれ組…「11匹のねこシリーズ」「ちゃわんいっかのあさごはん」「きょうりゅう」
 などがあります。
 
◇ も も 組……「歌遊びだいすきです」
 もも組の子ども達も、入園・進級をして半年が経ちました。最近は保育者が子ども達を歌遊びに誘うと「アンパンマン!」と答えます。「トントントンアンパンマン」の手遊びは入園以来何度も歌っているので、自分が歌える部分になると歌ったり、手遊びをしたりしています。歌い終えると「モッカイ!」と言うほど、今では大好きな手遊びになりました。また最近では、「シュワッチ!」と言って「一丁目のウルトラマン」の手遊びを保育者と一緒に歌ったり、身振りを真似したりしています。「シュワッチ!」と言って最後にジャンプするところがお気に入りです。ジャンプ出来ない子も体を上下に揺らしてジャンプの真似をしようと、保育者に両手を持ってもらいジャンプを楽しんでいます。片言で言葉が言えるようになった子もいて、歌遊びや手遊びが子ども達の言葉の発達につながるように遊んでいます。
◇ ば ら 組……「お散歩は楽しいね」
 保育者が「お散歩に行こうか?」と話すと子ども達は大喜びです。いつもは靴を履く時に「ヤッテー!」と甘える子も、出かける時には自分で帽子をかぶり、靴を履き「センセーコッチムキ?」と靴の左右を聞いて確認しています。大きい子と手をつないてオーキッドパークに出かけた時には、広い芝生広場を思いっきり走り、「マテー!マテー!」と保育者と追いかけっこっを楽しんだり、トンボを追いかけたり、「ムシサンイルカナー?」と草むらの中を歩き回ったりして、バッタやカマキリなどの虫探しをしています。運動会も近づき「ヨーイドン!」と保育者のかけ声で、スタートのポーズをしてみんなで一列に並び、かけっこも楽しんでいます。走るポーズもきまってきて、体をたくさん動かして友だちと遊ぶ楽しさを感じているようです。みんな元気なばら組の子たちです。
◇ たんぽぽ組……「ポンポン持って踊るのがんばっているよ」
 毎年運動会にたんぽぽ組は、すみれ・さくら組と一緒にポンポンを持ってマスゲームの仲間入りをします。このことがとても嬉しいようで、「ハヤクヤリタイネ」と練習を楽しみにしています。振付はさくらやすみれ組よりも少し単純な動きに変えているために、最初の頃は大きい組の動きにつられる子がいました。その都度、保育者が声をかけながら保育者を見て踊るように知らせ、繰り返し踊っているうちに、たんぽぽ組の動きに慣れて、理解して踊れるようになりました。大きく体形を変化する時や、円になる時には一人ひとりの並ぶ順番を知らせ、保育者が2チームに分かれ「○○センセイチーム」「△△センセイチーム」にしました。このことで子ども達は「○○チャンノウシロ」と、自分の位置を理解して踊るようになりました。当日はみんなで力を合わせ大きな円を作りたいと思います。
◇ さくら組……「広場で遊ぶの気持ちがいいよ!」  
 プール遊びが終わり、子ども達はオーキッドパークの広場で遊ぶことを楽しみにしています。4月当初は、ばら組やたんぽぽ組の子と手をつないで出かける時、自分から小さい組の子を誘うことが出来ない子や、誘っても手をつないでくれない子がいたりして、しょげていることもありました。夏のプールの往復で、すみれ組やたんぽぽ組の子とペアになって歩くことに慣れ、少しずつ上手に小さい組の子をリードして歩くことが出来るようになってきました。広場では昨年から継続して遊んでいる「けいさつごっこ」が大好きで「センセイ、ケイサツゴッコヤロ」と誘い「ボク、ドロボウガイイ」などと役割を決めて遊びを進めています。はじめの頃は一度捕まってもまた逃げようとする子がいましたが、その都度ルールを知らせていくと、理解して守れるようになってきました。
◇ すみれ組……「おじいさん、おばあさんと一緒に遊んで楽しかったよ」
 先月、子ども達は、園の敬老会と、老人介護施設「ケアコートみやこ」への訪問で、おじいさんおばあさんと一緒に楽しいひとときを過ごしました。園の敬老会には、50人余りの祖父母の方がおいでになり、子ども達の楽器や、歌「みかんの花咲く丘」を聴いていただいたり、手遊びをしたあと子ども達と一緒に手作りおもちゃを一緒に作って遊びました。
 また、さくら組と一緒に行った「ケアコートみやこ」では、到着すると老人の方が子ども達を見て目に涙を浮かべて喜ばれ、7月の発表会で演奏した「すみれ」の器楽合奏と、「手のひらを太陽に」「みかんの花咲く丘」を披露しました。
 そのあと、「トイレットペーパーの芯通しゲーム」を老人の方の間に子ども達が入って遊びました。
子ども達は「ハヤク!」「ハヤク!」と老人の方とゲームを楽しみ、帰りにはハンドタッチで「バイバイ」をして帰りました。