おたより紹介
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きのもと 9月号
令和3年9月1日 木之本保育園
新型コロナウイルス「第5波」が全国的に猛威を振るっています。8月の初めには、岐阜県の感染者はそれほど多くありませんでしたが、変異株の影響か、月半ばから急激に増え始め、現在は毎日300人を超える感染者が出るようになり、「緊急事態宣言」も出されています。そのため、再び園の行事にも影響が出てくることとなりました。
報道によれば、今回の変異株は、子どもへの感染も多いとのことで心配ですが、できる限りの感染対策を行いながら保育をしていきたいと思います。
朝晩はずいぶん涼しくなりましたが、まだまだ暑さの残る毎日です。新型コロナの影響で思うように活動ができない中、子ども達は元気よく過ごしています。
夏の疲れが出てくる時期でもありますので、しっかり休息をとりつつ、子ども達が楽しい園生活を過ごせるようにしていきたいと思っています。
今月の目標
- 夏から秋への季節の変化に、興味や関心をもつ。
- クラスの友達や異年齢の友だちと、戸外で体を動かして遊ぶことを楽しむ。
- 身近なお年寄りと親しみ、敬老の行事に関心を持つ。
9月の行事予定
日付 | 行事内容 | ||||||
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1日(水) |
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2日(木) |
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7日(火) |
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8日(水) |
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14日(火) |
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17日(金) |
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20日(月) |
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23日(木) |
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※ 9月は運動教室はお休みです。10月に二回実施する予定です。
※ 4日(土)に予定していた親睦会役員会は、緊急事態宣言発令により会議実施が適切でないと思われるため中止します。
徹明さくら小学校グラウンドでの園運動会の中止について
10月3日(日)に徹明さくら小学校グラウンドをお借りして開催を予定しておりました園運動会については、新型コロナ感染拡大の影響により中止といたします。
7月末の段階では「今年は運動会を実施できるのではないか」と考え、親睦会役員会でもご検討をいただいておりましたが、その後、全国的に新型コロナ「第5波」が急激に広がり、岐阜県でも、これまでにない数の感染者が出ることとなり、8月27日からは国の「緊急事態宣言」の対象地ともなっています。「第4波」の時の状況を参考にすると、仮にこれから感染状況が収束に向かうとしても、少なくとも1か月はかかると思われます。
このような状況では、感染対策を行ったとしても、園児・保護者多数が集まる運動会の準備・実施は困難と思われます。
また、徹明さくら小学校からも、緊急事態宣言が延長された場合や、まん延防止重点措置期間中に、学校施設を貸し出すことは難しいとも言われています。
そのため、今回の運動会については、小学校グラウンドでの開催をとりやめ、昨年度に実施したように、年齢別に日程を分け、園運動場を利用して、平日に行うかたちにしたいと考えています。なお、保護者の観覧が可能かどうかについては、今後の感染拡大状況も踏まえ、引き続き検討いたします。
園内実施の運動会の日程等、詳細が決まりましたら改めてご連絡をいたします。
二年連続でこのような状況となり、たいへん申し訳ありませんが、どうかご理解を賜りますようお願い申し上げます。
敬老会の中止について
例年、9月におじいさん、おばあさんをお招きしておこなっておりました敬老会ですが、新型コロナ感染拡大防止のため、今年度も中止といたします。
いつもならば、園ホールにおじいさん、おばあさんに集まっていただき、子ども達の歌やお遊戯を観ていただいたあと、子ども達と一緒に、手作りおもちゃを作るといった内容で実施していましたが、例年、多数の方が参加されるということで、新型コロナ感染拡大の危険が高いとされる「三密(密閉、密接、密集)」を避けることが困難であると判断いたしました。たいへん残念ですが、どうかご理解をいただきますようお願い申し上げます。
会は中止となりますが、子ども達が、おじいさん、おばあさんへの手作りプレゼントを用意して、17日(金)にご家庭に持ち帰る予定ですので、おじいさん、おばあさんに、子ども達からプレゼントを渡せるよう、配慮いただけると幸いです。
新運動場の完成について
「きのもと」8月号でお知らせしましたが、新たに購入した土地を整地し、土入れ、フェンス設置などの工事をおこなって、新しい園庭(運動場)が8月末に完成しました。昨年度整備した東運動場を拡張したかたちとなり、広さは約243㎡(約74坪)となりました。
子ども達が日頃遊ぶ場所としてだけでなく、運動教室や各種行事などにも活用していきたいと思っています。
どんな園庭になったか、ご覧になりたい方がありましたら、遠慮なく職員にお申し出下さい。
水筒使用について
まだまだ暑い日が続きますので、水筒(たんぽぽ組以上が持参)は、今月も持ってきて下さるようにお願いします。なお、園外に持って行くこともありますので、必ず肩に掛けられる物を持たせて下さい。
クラスだより
もも組 『お水あそびが大好きです』
もも組でも、他のクラスと同様、子ども達の体調に留意しながら水あそびを楽しんでいます。みんな水あそびが大好きで、特に一歳児さんは、10時のおやつのごちそうさまのごあいさつが終わり、保育者が「水あそびしようね」と声をかけると、急いで玄関に向かい、準備を始めようとします。それを見て0歳児さんも嬉しそうについていきます。
保育者が水あそびの準備を終えると、タライに入っている水を両手でバシャバシャとたたいたり、保育者が持っているホースを一緒に持ち、水がどんどん出てくるのが面白くて地面にかけたり、いろんな桶の中に水をためたりして楽しんでいます。
また、ジョーロでお花に水をあげるのも面白いようで、植木鉢からあふれるほどかけています。
どの子も水への抵抗が全くなく、顔に水がかかっても平気で両手でぬぐって遊び続けています。来年はもっと活発に水あそびができる状況になる事を願っています。
ばら組 『水遊びを楽しみました』
毎日楽しんだ水遊び。登園すると、保育者の「おはよう」との声が聞こえても、「今日、水遊びする?」の確認から始まります。雨の日には、外に向かって「早く、雨やんで~」と叫んだり、「早く遊びたいね」など友達同士話をしています。
保育者が水遊びの準備をしていると、その様子を見に来たり、時には足拭きマットの準備の手伝いをする等、早く遊びたくて待ちきれないほどです。水遊びをするまでにすることもすぐに覚え、10時のおやつを食べ終わると、促されなくてもすぐにトイレに行き、プールバッグを持ってきて自分で着替えようと頑張りますが、着替えた後を見ると、あちらこちらに脱いだズボンやオムツ・パンツが落ちています。 “早く遊びたい”。“好きな玩具をゲットしたい!”と、保育者より先に外に飛び出して行きます。水がたっぷり入ったタライの中で遊んだり、足洗い場で遊んだり、一人ひとりが遊びたい場所や玩具で遊びを楽しんでいます。保育者と一緒にホースで水をまいたり、ジョーロで花に水をあげる遊びも大好きです。保育者が手足に水をかけてあげると、「つめた~い!」「気持ちいいね。」と、園庭に子ども達のにぎやかな声が飛び交っています。
どの子もいろいろな水遊びを通して、水に触れる心地よさを十分に味わえたと思います。
たんぽぽ組 『色水の氷であそんだよ』
色水遊びを初めて行ったとき、子ども達は水がいろんな色に染まっていく様子に驚き、色水を混ぜ合わせたり、容器を移し替えたりと繰り返し楽しんでいました。
翌日、その色水を凍らせて子ども達に見せると、「うわ~!アイスみたい!」と感動していました。洋服を型どった画用紙に、その氷で模様をつけ始めると、製作が苦手な子でも集中し、絵の具やクレヨンで描くのとはまた違う描き心地を楽しむことができました。氷が溶けてくると、にじみ絵のようになってくるので、氷の溶けていく様子も見ることができました。溶けてきた水を混ぜてみたり、一色だけで描いたりと、どの子も素敵な洋服が出来上がりました。
完成した洋服を部屋に飾ると、「これ〇〇くんのだね~!」「この色かわいいね~!」などと他のお友だちの作品を見たり、自分の作品を見ては、「氷で描いたよね」等と、お友達と毎日眺めて楽しく会話をしています。
さくら組 『泡遊びたのしかったよ!』
子ども達は水遊びが大好きで、登園をすると「今日は水遊びする?」と保育者に聞くことが毎朝の日課になっています。
いろんな水遊びをしてきましたが、一番好評だったのが、泡遊びです。あらかじめ固形石鹸を削っておき、そこに少しの砂糖と水をいれて泡立て器やスポンジで混ぜ合わせると、ふわふわの泡が出来ます。子ども達は、期待をふくらませて始めたものの、時間をかけてたくさん混ぜないとできないため、はじめは「泡にならないよ」「難しい」と苦戦。しかし、泡立て器やスポンジの使い方のコツやみんなで協力して混ぜることを伝えると、「がんばるぞ~」と友達同士で声を上げたり、またコツを掴むとだんだんと泡が出てくるので、「ケーキ屋さんみたい」と楽しんで混ぜていました。ふわふわの泡ができると、それをタライに入れ、泡風呂にして友達と入ったり、身体中に泡をつけて大はしゃぎ。また、カップに泡を入れて、アイスに見立てておままごとをする子もいました。
新型コロナの影響で今年もプールに入れませんでしたが、様々な活動が制限される中で、子ども達がいろんなことを経験できるような楽しい遊びをこれからもしていきたいと思っています。
すみれ組 『浮くもの、沈むものの実験をしたよ』
レモン、玉ねぎ、ゴーヤ、なす、など数種類の野菜を使って、水に浮く物、沈む物の実験をしました。実験の前にグループに分かれ、野菜を実際に触りながら、どの野菜が浮くか沈むかをまず予想してみました。「これは軽いから浮く」「大きいから沈むかな~」「小さいけど、おもいな~」など、子どもたちなりに思いをめぐらせ、予想していました。それぞれが自分の意見を出し合いながらグループで話し合い、意見をまとめ表にも書きました。
予想をした後は実験です。始める前から、予想が当たっているかどうか、子ども達のワクワク、ドキドキの様子がとても伝わってきました。野菜を手に取り水に入れると、「わ~、ういた~」「しずむ~」「すごい~」と大喜びで実験を楽しみました。
実験後は、みんなで浮く野菜と沈む野菜の違いも考えてみました。最初にわかったのは、大きくても軽いと浮く、小さくても重いと沈むということでした。次に野菜を半分に切って中がどうなっているのかを確かめてみると、浮く野菜には種があり、沈む野菜には種がないということに気が付く子もいて、他の子達も、それに納得しているようでした。子ども達の発見はすごいな、よく観察しているなと驚かされました。
遊びを通して様々な現象の不思議さに触れ、科学の面白さに興味も高まっていくといいなと思います。